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株式会社ACESはAIを活用したDX支援やプロダクトを展開する会社です。創業メンバーの多くがAIの研究室出身ということもあり、AIの知見にはかなり強みを持っています。
プロダクトとしては、営業支援ツールのACES Meetを開発し、多くの商談がオンライン化していく中で営業マンをサポートしています。
本記事では株式会社ACESについて、解説していきます。
目次
株式会社ACESとは
株式会社ACESについて、
上記3つについて解説していきます。
企業概要
社名 | 株式会社ACES / ACES, Inc. |
設立 | 2017年11月20日 |
所在地 | 〒113-0034
東京都文京区湯島2-31-14 湯島ファーストジェネシスビル 3階 |
代表 | 田村 浩一郎 |
社員数 | 34名 |
資本金 | 1億円 |
バリュー
アルゴリズムで社会はもっとシンプルになる。
引用:https://note.com/koichirot11/n/n811bf961f133
シンプルな社会とはなめらかかつ構造的な社会のことをいいます。
シンプルな社会では誰もが直感的かつ多様な生き方が可能であり、人との繋がりの中でやりたい仕事や価値ある仕事に集中できるようになります。
シンプルな社会を実現するために、「属人的な働き方」「柔軟性のないルール」「中間搾取が多いビジネスのあり方」を主に解決していく課題と設定しビジョン達成に向けて動いています。
沿革
2017年11月 | 東大松尾研発ベンチャーとして創業 |
2018年6月 | エムスリー株式会社と、Deep Learningを用いたアルゴリズム開発しました |
2018年7月 | スタートアップ支援プログラム「AWS Activate」に採択されました |
2018年12月 | リアル産業におけるアルゴリズム事業を開始 |
2019年5月 | IGPIおよびDeep30から数千万円の資金調達 |
2019年8月 | 国土交通省が進める「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」の試行案件に選定されました |
2019年10月 | 「HONGO AI 2019」において、ACESが「HONGO AI AWARD」と「フジタ賞」を受賞しました |
2020年1月 | 小売、建設、保育、自動車、製造業など数多くの業界とDXパートナー事業開始 |
2020年2月 | NVIDIA「Inception Program」のパートナー企業に認定されました |
2020年4月 | ソフトバンク法人パートナープログラム「ONE SHIP」のパートナーに認定されました |
2020年9月 | 小売DX推進に関してZoffとの業務提携を開始 |
2020年12月 | IGPIおよりDeep30から3.2億円の資金調達 |
2021年2月 | オフィスを拡大移転 |
2021年7月 | リードクリエイトと人材アセスメントにおけるAI活用に関するDXプロジェクトを実施します |
2021年8月 | ACESが国交省関東地方整備局より「新技術推進技術者表彰」を受賞しました |
2021年11月 | 映像から「対話相手の癖や特徴」を可視化する非言語メッセージ分析技術に関する特許を取得 |
ACESがZoffのスマホ試着サービス「Zoff Virtual Counter」にレコメンドエンジンを提供 | |
2022年3月 | 営業支援AI SaaS ACES Meetを本格提供 |
2022年4月 | ACESが国際規格の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得しました |
2022年5月 | SOMPO Light Vortex株式会社と資本提携業務を開始 |
株式会社ACESの事業内容
ここからは、株式会社ACESの事業である
- DXパートナー事業
- アルゴリズムソフトウェア事業
- 画像認識
3つについて解説していきます。
DXパートナー事業
株式会社ACESは大手の企業と共同でDXを進めて、データとアルゴリズムで知能化する未来のサプライチェーンを実装しています。過去には電通や、SOMPO、テレビ東京、Zoff、藤田などの複数の企業と共同で取り組んでいます。
株式会社ACESはリアル産業をDX化するために行動認識技術を用いて、建設、製造、介護、店舗などでのヒトの行動をデジタル化。現場を支えてきた作業をデジタル化することによって、ヒトの作業を効率化させることに成功しています。
アルゴリズムソフトウェア事業
株式会社ACESはヒューマンセンシングアルゴリズムの技術を磨きながら、アプリケーションの開発、運用しています。
主なプロダクトとしては、営業支援AIツールの「ACES Meet」が挙げられます。「ACES Meet」はコロナ禍によって営業活動がオンライン化が進んだ営業組織を対象として、商談をデジタル化し売上拡大を支援するサービスです。
ヒューマンセンシングの技術を用いて作られており、ACESの強みが生かされています。
画像認識
株式会社ACESは人の行動や感情の認識やモノの検知を実現する画像認識アルゴリズムを開発し、提供しています。
このアルゴリズムはAPIとして提供しており、画像を送信すると機械学習アルゴリズムの推論結果を返すAPIです。
株式会社ACESの特徴
株式会社ACESについて、
それぞれ解説していきます。
アカデミアの最先端技術の実装・パッケージ化
株式会社ACESはアルゴリズム開発の構造を整え、アカデミアの最先端技術を組み合わせて事業展開しています。DX事業やACES-Platformへ活かしています。
実際にDX事業やACES-Platformが成長し、売上高は前年比の500%増を実現しました。
研究開発能力
設立メンバーはAI領域で有名な東京大学松尾研究室のメンバーを中心に立ち上げられました。
また、その他のメンバーはエンジニアとしてのバックグラウンドがあるため、組織全体としてAIの知見と値術力に強みを持っています。
株式会社ACESはコミュニケーションの知見をアルゴリズムによってAI化していますが、中でも非言語メッセージに関する特許をもっています。
独自の技術領域
株式会社ACESは営業やマーケティング、現場監督など、熟練者やプロの知見をAI化し、付加価値が高い技術領域に強みを持っています。
熟練者が重宝される仕事は属人性が高いため、AI技術の価値が高いです。音声認識や感情分析、行動認識などの技術を用いてAI化を実現をしています。
株式会社ACESの最新の動向
ACESは2022年6月に、営業支援ツールである「ACES Meet」において、新機能である会議の公開範囲機能をリリースしました。
同リリースにより、社内での部署、チームをまたいで情報の取り扱いを厳重に行えるようになりました。
ACES MeetはZoomでのオンライン会議を録画して、独自AIによって話者ごとに書き起こし、重要なシーンを可視化します。
今回の新機能によって、機密性の高い経営会議や人事評価などの会議でも利用可能になりました。
株式会社ACESの今後
今後は積み上がるDXパートナー事業を拡張していき、そこで蓄積されていく技術資産や事業機械から事業を生み出していき、売上を伸ばしていきます。
長期的には、「AIソフトウェアの処理能力向上」「リアルな業界のデジタル事業開発」「ソフトウェアシェア拡大」の3つを成長させていき、AIアルゴリズム事業会社を目指しています。
データが蓄積すれば、アルゴリズムの性能が向上し、専門知、チャネルが増加、それに伴いデータが更に蓄積される、といったサイクルを回して、成長させていきます。
株式会社ACESの採用情報
募集職種
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応募概要
給与
給与は基本給とボーナスの2要素によって構成。
ボーナスは業績とパフォーマンスに応じて支給 |
福利厚生
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休日
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採用フロー
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まとめ
本記事では株式会社ACESについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?今後もDX化が進んでいく中で、どのように成長していくのか目が話せませんね。
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