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2022.08.29

大解剖!日本を代表するITリーディングカンパニーTIS株式会社に迫る!

最終更新日:

TIS株式会社(以下、TIS)は日本のITリーディングカンパニーとして、キャッシュレス決済や電力のようなインフラから、産業・公共を支えるサービスなどの社会基盤をITで支えている企業です。

本記事では、TISについて解説していきます。

 

TIS株式会社とは

企業概要

 

社名 TIS株式会社(TIS Inc.)
設立 2008年4月1日
所在地 160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目17番地1号
代表取締役社長 岡本安史
社員数 連結:21,817名

単体:5,838名

(2021年3月31日時点)

売上高 連結:448,383(百万円)

単体:199,354(百万円)

(2021年3月期)

資本金  100億

ビジョン

Create Exciting Future

先進技術・ノウハウを駆使し、ビジネスの革新と市場創造を実現する

顧客からは戦略パートナーとして頼られ、既成業界・市場の改革に常にチャレンジし、新たな市場を想像するイノベーターとなることをTISは目指しています。

沿革

1971年4月 (株)東洋情報システムを設立。大阪市東区 (現 中央区) でソフトウェア開発サービスを開始。
1987年11月 大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
1990年2月 東京証券取引市場第二部に株式を上場。
1991年9月 東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に指定替え。
2001年1月 社名を「TIS株式会社」に変更。
2008年4月 (株)インテックホールディングスと共同持株会社ITホールディングス(株)を設立。
2016年7月 ITホールディングス(株)がTIS(株)を吸収合併し、社名を「TIS株式会社」に変更。
2022年4月 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行

TISのサービス

データ分析・AI人材育成支援サービス

近年、AIは企業の生産性向上、業務効率化を推進する先端技術として期待が高まっています。しかし、各業界においてAI技術を業務で利活用できる人材の確保・育成が深刻な問題となっています。

2019年3月に発表された「IT人材需給に関する調査(経済産業省)」によると、IT人材は2020年には約4.5万人が不足し、2030年には最大14.5万人の不足が見込まれています。

そこでTISは、AIコンサルティングのノウハウ、開発実績、分析力をAVILEN株式会社のe-learning教育メソッドと掛け合わせ、データ分析・AI人材育成支援サービスを提供しています。

サービス概要

AIジェネラリスト研修
講義時間:6時間

講義形式:e-learning

利用料金:49,800円/人(税抜き)

社内SE、非AI系エンジニア、経営企画、DX担当をAIコンサルタント、AIジェネラリストへ育成する講座

  • AI概論(1.5時間)
    • AIの歴史・背景:AIの歴史、トレンド、活用状況
    • AIテクノロジー概要:AIの基本的概念、各種AI技術概論
    • 事例紹介:AI活用事例
    • 人材育成について:AI人材定義
  • 機械学習と技術手法(3時間)
    • 機械学習の基礎:機械学習の考え方、評価方法
    • 様々な分析アルゴリズム
    • ディープラーニング
    • 自然言語処理
    • フレームワーク、インフラ:機械学習ライブラリ、AI基盤、演算装置等
    • その他技術要素:API、スクレイピング、データベース 等
  • AIプロジェクトマネージメント基礎(1.5時間)
    • AI企業への変革シナリオ
    • AIプロジェクトの全体像
    • AI企画構想
    • PoC(実証実験)について
    • AI基盤の構築
    • AI開発プロジェクトについて
    • AI開発契約について:解約においての留意点
AI・データ分析基礎研修
講義時間:47時間

標準学習期間:2~4カ月

講義形式:e-learning

課題:有(個別フィードバック有)

質疑応答:有(チャットでのサポート)

利用料金:144,800円/人(税抜き)

基礎的な分析手法を身に付け、データサイエンティストへの分析力を身に付ける講座

  • Python環境構築 (1時間)
  • Python入門 (4時間)
  • Pythonデータ分析 (4時間)
  • 機械学習概論 (3時間)
  • SQL入門 (3時間)
  • Python中級 (4時間)
  • Pythonク (4時間)
  • Numpy (3時間)
  • データ分析可視化入門 (3時間)
  • 実用テーブルデータ処理:分類編 (6時間)
  • 実用テーブルデータ処理:回帰編 (6時間)
  • コーディング演習【入門】 (2時間)
  • コーディング演習【速習】 (4時間)
AI企画ワークショップ
講義時間:2~4時間×2/週、1カ月間

講義形式:対面、リモート

定員:3~数十人

利用料金:お問合せください。

TIS独自の企画立案フレームワークを使用し、ビジネス課題設定・AIを活用した企画立案を体験し、課題への分析手法活用イメージ・AI実装に必要な技術的イメージを醸成できる講座

出典:TIS株式会社

データ分析ワークショップ
講義時間:1.5時間/週、3カ月間

講義形式:対面、リモート

定員:3人~(3~5人×3チーム程度まで)

利用料金:お問合せください。

ビジネス課題の設定から実装計画の策定・改善まで実施し、実際のプロジェクトに参加する前に実践力の下地を身に付ける講座

  • 第1回 キックオフ 自身のスキルについて位置づけが理解できている
  • 第2回 データの理解・整理 データの理解・整理ができる
  • 第3回 基礎集計 基礎集計(記述統計)ができる
  • 第4回 目的変数の設定 ビジネスに繋がるモデルの仮説を立てられる
  • 第5回 手法のあたり付け 手法を選定できる
  • 第6回 基礎モデル作成 モデルを概観を評価できる
  • 第7回 精度検証方法 モデルの精度を評価できる
  • 第8回 モデルチューニング モデルの精度をチューニングできる
  • 第9回 モデル検証 モデルの精度を向上させられる
  • 第10回 使い方の案出し 実装計画を立てられる
  • 第11回 使い方の決定 ビジネス成果に繋げられる
  • 第12回 最終発表 継続的な改善計画を立てられる
OJT研修
講義時間:3カ月間~

講義形式:対面、リモート

定員:要相談

利用料金:個別見積

実際のお客様の企業課題に対してプロジェクトを立ち上げ、CRISP-DMというフレームワークに沿って弊社アナリストと分析をおこなう。研修後、自社データサイエンティストとして活躍していただくための研修。

出典:TIS株式会社

音声・対話AIサービス「COET」

「COET」(コエット)は、VUI(VOice User Interface)の可能性に注目し、音声認識、音声合成、翻訳、対話エンジンを組み合わせた、TISが提供する音声・対話AIサービスです。多様な自動化パターンに対応しているため、一次対応のさまざまなフローをカバーすることができます。また、COETは音声認識型なので、従来のプッシュトーン型IVRと比較して、アナウンス待ちの時間を短縮することができるため、利用者のストレス軽減にも繋がります。

 

サービス概要

他言語に対応した音声自動案内サービス

他言語音声対応によるFAQ、翻訳機能を搭載したスマートスピーカーのサービスです。TISのチャットボットサービス「DialogPlay」と組み合わせることで、FAQの組み込みが可能になり、音声での自動対話を実現します。さらに、蓄積したデータを活用し、ニーズ調査やインバウンド施策対応などに繋ぐこともできます。

出典:TIS株式会社

音声対話組み込みクラウドサービス

デバイスやロボット、サイネージなどの音声対話機能を、ワンストップで提供するクラウドサービスです。チャットボット音声認識、音声合成の技術があらかじめ統合されているため、音声やAI学習の深い知識がなくても活用できます。また、音声対話システムの開発がシンプルになることで、アイデアを形にする期間を大幅に短縮することが可能です。

出典:TIS株式会社

電話自動応答サービス

コールセンターや社内ヘルプデスクなど、一次対応を音声対話AIで代行するクラウドサービスです。音声認識で人の言葉を認識し、担当窓口への取次やFAQ回答を自動化します。また、一次対応業務を自動化することでオペレーターの応対時間の短縮、有人窓口へのコール件数の減少、夜間休日の電話受付時間の拡大の効果が見込めます。

出典:TIS株式会社

TIS×ヘルステック研究所|健康診断結果をスマホでリアルタイムに閲覧できるシステムの開発

TISと株式会社ヘルステック研究所は、一般社団法人京都工場保健会の協力のもと、受信者が地震の健康診断結果をスマートフォンアプリ「健康日記」内でリアルタイムに閲覧できるシステムを共同開発しました。本システムは今秋以降に実施される京都工場保健会の健康診断で実装される予定です。

開発の背景

従来、健康診断の結果は紙に印刷された形で後日に本人に返却されていました。最近ではスマートフォンなどで電子的に結果を閲覧することもできますが、いずれにせよ後日の結果返却になることから「結果が閲覧されない」「健康指導としての効果が期待できない」といった問題点が指摘されてきました。本システムは、健康診断を受けている時がもっとも健康へのモチベーションが高いことに着目し、受診者が検査結果をほぼリアルタイムで閲覧できるよう開発されました。また、要配慮個人情報となるデータのため、医療機関と同水準のセキュリティを担保したデータ連携が実現されています。

本件は、以下の役割分担で実施されています。

TIS:医療・健康情報双方向連携サービス「ヘルスパスポート」を活用した検診システムと「健康日記」アプリの情報連携

ヘルステック研究所:健康診断・PHR(Personal Health Record、個人の健康記録)データの取り扱い、「健康日記」アプロの開発・提供

こちらのシステムは、京都工場保健会から健康機関の立場として意見提案を受けながら開発を進めることで、健診の現場に適応した利便性の高いサービスを構築しています。また、ヘルステック研究所は精妙な健診データの連携を実現するために、「ヘルスパスポート」を基盤として採用しています。

システム概要

健康診断や検査の結果を、「健康日記」アプリ内でほぼリアルタイムに閲覧することができます。一部、後日に送られる検査結果は、健診結果が全て揃ったタイミングでスマートフォンの画面上にプッシュ通知でお知らせされます。

本システムは、日本医師会をはじめとする健診関係10団体で構成する「日本医学健康管理評価協議会」が推進している電子的標準様式「健診標準フォーマット」に対応しています。さらに、TISが提供する医療・健康情報双方向連携サービス「ヘルスケアパスポート」を使用することで、健診関連サービス企業が自社のアプリを活用しながら、健診データの連携・管理を医療機関と同水準の高いセキュリティで容易に運用することを可能にしました。

TISの採用情報

 募集職種

プロジェクトマネージャー プライム案件におけるソリューションの企画提案、大規模またはミッションクリティカルなプロジェクトのマネジメントを担当する。
アプリケーションスペシャリスト 専門的な業務や業種のナレッジを活かして、プライム案件におけるアプリケーション要件の確定、構築、テスト、保守を担当する。
ITスペシャリスト 専門的なIT分野のナレッジを活用し、インフラ構築や技術特化のソリューションの提供を担当する。
ITアーキテクト 開発・実行基盤またはインフラストラクチャにおけるシステム全体のITアーキテクチャを把握し、要件確定、設計、構築を担当する。
コンサルタント/ITコンサルタント お客様の経営課題を解決するため、ビジネスコンサルティング、業務プロセスコンサルティング、またはITコンサルティングを担当する。
営業 お客様の課題を解決するシステムやサービスを提案するアカウント営業、または特定ソリューションを提案し、市場拡大を図るソリューション営業を担当する。
企画 新たなソリューションやビジネスなどの事業の企画、もしくは企業戦略や各種施策などの経営企画を担当する。
データサイエンティスト データ分析、データ利活用を中心に弊社の多種多様なお客様のデジタライゼーションの支援を担当する。

応募概要

試用期間

3ヶ月

給与

実務経験・能力などを考慮の上、決定する。

給与例

  • 年収570万円/28歳、システムエンジニア
  • 年収690万円/33歳、プロジェクトリーダー
  • 年収830万円/39歳、プロジェクトマネージャー

福利厚生

  • 加入保険
    • 健康保険
    • 厚生年金保険
    • 雇用保険
    • 労災保険
    • 団体生命保険
  • 諸制度
    • 財形貯蓄制度
    • 職員持株制度
    • 退職金制度
    • 産前産後休業・育児休業制度
    • 介護休業制度
    • フレックスタイム制(コアタイム無し可)
    • 短時間勤務制度
    • テレワーク勤務制度
    • 借り上げ寮・社宅

休日

  • 土日祝(週休2日制)
  • 年末年始(12/30~1/3)
  • 年次休暇(初年度14日、5年目以降20日)
  • リフレッシュ休暇
  • 慶弔休暇
  • 介護休暇
  • マタニティ休暇
  • マタニティサポート休暇
  • 子の看護休暇
  • ボランティア休暇

採用フロー

  • Webエントリー
  • 書類選考
  • 一次面接
  • 二次面接
  • オファー面談

 

▼詳しい採用情報はこちら(ボタンで公式サイトの採用ページへ)

さいごに

昨今DX推進が注目されており、さまざまな分野でAIを用いて自動化・効率化を目的としたサービスが増えてきました。その中でも、TISは医療からIT人材育成まで幅広いサービスを提供しており、日本を代表するITリーティングカンパニーとして活躍しています。

今後TISからどのようなサービスが生まれてくるか注目です。

 

The Playersシリーズでは、AI関連の企業にフォーカスした記事を書いています。さまざまなAI企業を比較することで、施工しているAI関連企業の法則が見えてくるかもしれません。

 

▼前回のPlayersの記事はこちらから

 

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