HOME/ AINOW編集部 /データマッチングプラットフォーム「DP2」が提供開始 −企業は自社データを整形して販売可能に−
2019.06.27

データマッチングプラットフォーム「DP2」が提供開始 −企業は自社データを整形して販売可能に−

最終更新日:

株式会社アイディオットが、 6月27日に日本初のデータマッチングプラットフォームサービス「DP2」の本提供を開始したと発表しました。

DP2は、企業が自社でのAI開発に必要な「データ収集」と「データ前処理の支援」をセットにしたサービス。眠っているデータを所有する企業、データを利用したい企業、データサイエンティストの3者のマッチングを目的とした日本初のサービスです。

AI開発をする際にまず行うべき「データ取得先の選定」と、 その「収集」は手間がかかる作業で、AIの開発の長期化の理由とも言えます。 しかし、 DP2を利用すれば、 一覧の中から「欲しいデータ」を選んで購入ができ、 圧倒的な作業の効率化や思わぬ新しいデータを得られる可能性もあるといいます。

あわせて、 データサイエンティストとのマッチングを行うことで、 「購入データの整形」や、 「利用シーンのアドバイス」も提供。 一方で、 販売を検討しているデータ所有企業にとっては、 手持ちの「既存データの売上化」が可能です。

また、オープンなプラットフォームのため、 データやユーザーに対して匿名性を重んじていて、トラブルを未然に防げる多岐に渡る契約書フォーマットを用意しています。

2019年1月23日に行われた「ダボス会議」で安倍晋三首相は、 「成長のエンジンはもはやガソリンではなくデジタルデータで回っている」と提言し、「信頼できるデータの自由流通(DFFT)」を提唱しました。

DP2はこのDFFTを可能にするプラットフォームとして、 「保有しているデータを最大限に販売もしくは自社で活用したい」「AIやマーケティング、 意思決定で使用するデータが欲しい」を叶えていくとしています。

DFFTについて詳しくはこちらの記事もご覧ください。

無料メールマガジン登録

週1回、注目のAIニュースやイベント情報を
編集部がピックアップしてお届けしています。

こちらの規約にご同意のうえチェックしてください。

規約に同意する

あなたにおすすめの記事

生成AIで“ウラから”イノベーションを|学生起業家が描く、AIを活用した未来

特許技術×AIでFAQを次のステージへ|Helpfeel

GPUの革新からAI時代の主役へ|NVIDIA

あなたにおすすめの記事

生成AIで“ウラから”イノベーションを|学生起業家が描く、AIを活用した未来

特許技術×AIでFAQを次のステージへ|Helpfeel

GPUの革新からAI時代の主役へ|NVIDIA