AIを搭載しているロボットはスムーズに会話ができることをご存知でしょうか?
子供の遊び相手や高齢者の介護用にロボットの購入を検討している方も多いと思いのではないでしょうか?本記事では、AIを搭載したロボットについて、利用シーン別で紹介しています。
詳しく解説しているので、最後までご覧ください。
目次
会話ロボットの3つの機能とできること
会話ロボットは、さまざまなことができます。例えば、自然な会話をすること、学習して成長することなどです。
従来の会話ロボットは人間があらかじめ決めていたことしか話せないこともありましたが、近年の会話ロボットは自分で会話文を作る能力も持っており、人間と話しているような、予測できない会話も可能になりました。そして、これらを可能にしたのが以下で紹介する3つの機能です。
それぞれ解説します。
AI搭載
1つ目の機能はAIを搭載しているということです。
AIを搭載することで、人間が話すように設定した会話文だけでなく、話しかけられた文章によって返答を自分で考えて自然な会話ができるようになります。そして、深層学習を通じて環境や人との関わり方でロボットの性格も変わっていきます。
また、自分で会話を学習していき会話を重ねるごとに、より自然に話せるようになることも、AI搭載機能のメリットの1つです。
音声認識機能
2つ目の機能は音声認識です。
会話ロボットは人間の言葉に対して反応を返してくれます。これは、人が話す言葉を理解していなければ不可能でしょう。これを可能にしているのが音声認識機能です。
しかし、音声認識はまだ発達途中です。そのため、会話ロボットの中には多少不自然な会話になってしまうロボットもいます。
スムーズで自然な会話を楽しみたいという人は、音声認識機能が充実したロボットを探してみるといいでしょう。
センサー付き
3つ目の機能はセンサーです。
センサーがついていることで、ロボットは身振り手振りなどの動作を見て、人とコミュニケーションを取れるようになります。また、決まった言葉に反応したり、触れた部分に反応することもできます。特にペット型のロボットだと、動きが本物のような動きをするので、とても可愛らしいです。
センサーを使ったコミュニケーションが可能になると、言葉だけの場合よりも円滑にコミュニケーションを取れるようになります。
AIを搭載した会話ロボットの選び方
AIを搭載した会話ロボットにもさまざまな種類があります。どの会話ロボットを選べばいいのか迷っている人もいるでしょう。そこで、ここでは会話ロボットの選び方を紹介します。
それぞれ解説します。
利用シーン
まず、最も重要なのは利用シーンです。
会話ロボットはさまざまな場面で利用できます。例えば、子供の遊び相手や高齢者の介護、生活の中での癒しなどです。
子供の遊び相手であればぬいぐるみの形をしたものを選び、高齢者の介護や生活の中での癒しを目的とするのであれば、会話能力を重視するといいでしょう。
ロボットの種類
そして、もう1つはロボットの種類です。
会話ロボットにも多くの種類があります。二足歩行するタイプやぬいぐるみ型もあり、自分の目的によって使い分けるといいでしょう。
子供向けAI搭載会話ロボット
まず、子供の遊び相手向けの会話ロボットを3つ紹介します。
それぞれ解説します。
COZMO(コズモ)
COZMOはタカラトミーが開発した、子供向けのおもちゃです。専用アプリを使って様々なミッションをクリアするたびに成長します。一緒に遊び、成長するなかでパワーキューブを転がす、持ち上げるなど、さまざまなことができるようになります。
また、AIが実装されているので、その場の状況を判断して、感情を表現してくれます。仕草や声、動きなど1000を超える表現の仕方があるので、SFのような世界を体験できます。
本体価格は29,678円です。
Musio X(ミュージオ)
Musioは言葉の意味を理解して自分の言葉で話し、自然な英会話ができます。また、会話を通じて性格を形成するため、子供だけでなくおとなとも寄り添ってくれます。
機械学習を通じて、事前に学習されていなくても、会話を通じて学習するため、どんな問いかけにも答えてくれます。
英会話のレベルも選べるため、難しいと感じた場合はEasyモードで会話を楽しめます。
本体価格は75,460円です。
もっとなかよしRobi Jr.(ロビジュニア)
ロビジュニアには仲良し度UP機能がついており、たくさん会話を重ねることでクイズを出してくれたり、ニックネームで読んでくれるようになります。
その他にも占いや歌、寝言やダンスもしてくれるため、子供も楽しめる機能が豊富です。
本体価格は16,500円です。
介護向けAI搭載会話ロボット
次に、介護向け会話ロボットを紹介します。
それぞれ解説します。
夢ねこ プレミアム
夢ねこプレミアムは猫を飼ってみたいけど飼えないという人に向けたロボットです。頭やお腹などさまざまな部位にセンサーが搭載されていて、撫でると反応してくれます。
2016年に発売された商品のため、希望小売価格は設定されていません。
PALRO(パルロ)
パルロは高齢者福祉施設など、さまざまな場所で活躍しています。コミュニケーションの他にも歌、ダンス、体操、ゲームと多種多様な機能があります。
「人々がより豊かな生活を送れるように役立つこと」を目的に作られたロボットです。AIによって、会話した内容は記憶され、会話の平均レスポンス時間は平均0.4秒ととても早いです。気軽に喋れるので、喋り相手を必要としている高齢者の方にはおすすめです。
本体価格は348,000円です。
癒やされるAI搭載会話ロボット
次に、癒されるAI搭載会話ロボットを4つ紹介します。
Romi
Romiはミクシィが独自に開発したAI搭載の会話ロボットです。数千万の日本語データを学習しており、自由な会話ができます。
また、癒されるだけでなく、お薬を飲む時間やゴミ捨ての時間を教えてくれる機能、脳トレや健康維持に役立つ機能など、高齢者の方に向けた機能も提供されています。
本体価格は44,800円、そして月会費が980円かかります。
LOVOT(ラボット)
LOVOTは視覚・音声・照度・温度を感知するセンサーがついており、さまざまな反応を返してくれます。また、柔らかい素材を利用し、さらにボディ内を温風が循環しているため温かく、生き物のようなぬくもりも感じられます。
本体価格は369,600円、月々10,998円~が必要とされます。
Chapit(チャピット)
Chapitはコミュニケーション機能、家電コントロール機能、レクリエーション機能、タイムサポート機能がついており、生活に寄り添ってくれます。
Chapitには高性能な音声認識機能がついており、雑音が多い生活環境の中で2〜3メートル離れていても、認識することが可能です。スムーズに会話が可能であるため、ストレスがありません。
本体価格は148,500円です。
ロボホン
家族の顔を覚えてくれます。また、生活するなかで歌やダンスのレパートリーも増え、できることが増えていきます。専用アプリを使いことでLINEや留守番、読み聞かせなどもできるようになります。
本体の最低価格は132,000円、最高価格は155,430円となっています。
おわりに
本記事では、会話ロボットの機能や、場面ごとにおすすめのAIを搭載した会話ロボットを紹介しました。
話し相手が欲しい人、会話ロボットがどのようなことをできるのか知りたい人、購入を考えており評判を知りたい人はこの記事を参考にしてみてください。
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