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2021.09.16

DXに必要な4つのスキル| DX人材の採用方法や書籍を紹介!

最終更新日:

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・DXに必要なスキルを知り、市場価値の高い人材になりたい…
・DX人材を採用したいけれど、どんなスキルを持った人材を採用すべきか分からない…

と思っている方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「DXに必要なスキル」について初心者の方にもわかりやすく解説します!

また、DXに必要なスキルだけでなく、DXスキルを高める方法DX人材を確保する方法など、より実務に役立つ情報も解説します!

▼DXとは何か知らない方、DXについて詳しく知りたい方はこちら

目次

DX人材の定義

DX人材を一言で定義すると「DXを主体的に推進できる人」と表せます。

DXの定義:データやデジタル技術といったテクノロジーの力を活用して企業を変革していくこと

日本経済産業省は2018年の「DX推進ガイドライン」にて、DXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義しました。

このように、DX人材は「データやデジタル技術といったテクノロジーの力を活用して企業
を変革していく」DXを主体的に推進できる人を指します。

▶【DX人材】 6つの業種、4つのスキル、3つのマインドセットについてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

▶DX推進ガイドラインとは?DX担当者は知っておきたい3つの要点を知りたい方はこちら>>

DX人材が必要な3つの理由

DX人材が必要な理由は以下の3つです。

  1. DXの認知度が向上
  2. 新型コロナウイルスの影響
  3. 官公庁でDX人材の公募がスタート

それぞれ解説していきます。

1.DXの認知度が向上

経済産業省が「DXレポート」のなかで、「2025年の崖」という問題を定義したことにより、DXの認知度が向上しました。

ちなみに、「2025年の崖」とは「データの活用やシステムの刷新による経営改革が行われないと、2025年以降最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性がある」という問題です。

2018年9月にこの問題が報告されたことで、DXという言葉が広く認知されるようになり、経営層を中心に危機感を抱いた企業がDXへの取り組みをスタートしています。

▶2025年の崖についてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

2. 新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークへ移行する企業が増加しています。
そのため、以前よりもDXの必要性が高まっている状況です。

※電通デジタルの「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査(2020年度)」によると、「新型コロナウイルスによってDXへの取り組みが加速した」と回答した企業は50%に達し、そのうち46%が「業務の効率化・生産性の向上」を挙げていることが判明

また、他社との競争力を維持するためにも、DXを推進する人材は企業にとって不可欠な存在となっています。

3. 官公庁でDX人材の公募がスタート

政府はデジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進するために、2021年9月に「デジタル庁」を新設する予定です。

また、デジタル庁では職員500人のうち100人程度を民間から登用する予定であることが発表されています。

印鑑などのアナログな文化がまだ根強く残っている官公庁でこのような改革が進められていることから、DXの認知度は向上しているのです。

DX推進を担う6つの職種とスキル

DX推進を担うには、以下6つの職種があります。

  1. プロデューサー
  2. ビジネスデザイナー
  3. アーキテクト
  4. データサイエンティスト・AIエンジニア
  5. UX・UIデザイナー
  6. エンジニア・プログラマー

ここからは、これらの職種の概要とそれぞれに必要なスキルを簡単に紹介します。

1.プロデューサー

プロデューサーは、DXを推進するリーダー格の人材(CDO含む)です。

必要なスキル

ビジネス・マネジメント力:事業全体を俯瞰的に把握し、投資や経営資源の配分などに対して的確に意思決定できるスキル
外部環境把握力:自社の業界を理解し、ビジネスを取り巻く社会・経済の環境変化と将来の動向を読み解くスキル
組織牽引力:内部・外部の人材や組織を巻き込みながら、人脈を拡大し、必要となる体制の構築や予算確保をリードするスキル

2.ビジネスデザイナー

ビジネスデザイナーは、DXの実現に向けた具体的な企画を立てる人材です。

必要なスキル

着想力:市場や顧客の課題やニーズをくみ取り、ビジネスやサービスを発想。それを有効なコンセプトに発展させるスキル
企画構築力:アイデアやコンセプトを、分析・組み合わせ・図解・説明などを駆使して、魅力ある企画に仕立て上げるスキル
ファシリテーション力:ビジネスの現場やチーム内の合意形成、相互理解をサポートし、議論の活性化および協調的活動を促進させるスキル

3.アーキテクト

アーキテクトは、DXに求められるシステムを設計する人材です。

必要なスキル

リーダーシップ:クライアントやプロジェクトメンバー(技術者)と情報収集や意思疎通ができ、プロジェクトメンバーを指導・リードしていくスキル
マネジメント力:的確な人員配置やコスト管理、考えられるリスクを幅広く検討できるスキル

4.データサイエンティスト・AIエンジニア

データサイエンティスト・AIエンジニアは、DXと関連が深いデジタル技術(AI・IoTなど)やデータ解析に精通した人材です。

必要なスキル

・ビジネス力:課題の背景を理解した上で、ビジネス課題を整理し、解決するスキル
・データサイエンス力:情報処理・人工知能・統計学などの情報科学系の知識を理解し、活用するスキル
・データエンジニアリング力:データサイエンスを意味のある形に使えるようにし、実装・運用できるようにするスキル

5.UX・UIデザイナー

UX・UIデザイナーは、DXに関するシステムのユーザー向けデザインを担当する人材です。

必要なスキル

・ウェブデザイン技術:PhotoshopやIllustratorなどを使いこなせるスキル
・想像力/共感力:ユーザーの気持ちになってデザインを考えられたり、実際にユーザーがとりそうな行動をイメージしたりする力

6.エンジニア・プログラマー

エンジニア・プログラマーは、システムの実装やインフラ構築などを担う人材です。

必要なスキル

  • プロジェクト管理能力:プロジェクトをスムーズに進め、納期に間に合わせるために、クライアントやエンジニアとの調整を行い、プロジェクト全体を管理するスキル
  • 論理的思考力:設計工程や仕様書の作成など、的確に意図や要望を伝える力
  • ITスキル:プログラムを書けたり、最新技術を素早く取り入れて自分のものにできるスキル

▶DXを推進する職種について詳しく知りたい方はこちら>>

DX人材に必要な4つのスキル

DX人材には以下4つのスキルが必要です。

  1. IT分野の基礎知識
  2. 最先端技術の知識
  3. データの扱い方・活用法
  4. プロジェクトマネジメント

それぞれ詳しく解説していきます。

1.IT分野の基礎知識

DXにおいて、ITやデジタル技術に関する基礎知識はあらゆる職種で必須です。

DX人材の定義でも紹介したように、DXとは「デジタル技術を活用してビジネスモデルを変革する」ことであるためです。

IT分野の基礎知識の具体例は以下です。

Webやアプリケーションなど、基本的なITの仕組みの理解
→ITの仕組みを理解することで、課題を解決するために有効な方策や案を立てられる

DX人材になりたい方は、まずITの基礎知識を身につけることから始めましょう。

2.最先端技術の知識

DXを推進するためには、ITの基礎的な知識だけではなく、AIやIoT・ブロックチェーンといった先進的な技術の知識も必要です。

DXの目的である「データを活用した新ビジネスの創出」を実現するためには、AIなどのデジタル技術を積極的に取り入れることが不可欠なためです。

最先端技術を活用して生まれた新たなサービスの例

「スマートスピーカー」:人の言葉を認識し、質問や要望に応えるインターネット接続されたスピーカーのこと(Google Homeなど)
Uber:2014年からGrafuと呼ばれる経路検索エンジンにAIを取り入れ、相乗りサービスを開始

このように、新しいビジネスを創り出すためには、AIといった最先端技術の知識が必要といえます。

▶DXとAIの関係性とは?AIでDXを推進する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

3.データの扱い方・活用法

DXを進める際、IT知識と同様に重要なのはデータの重要性を理解し、扱い方や活用方法を学ぶことです。

なぜなら、デジタル技術により膨大なデータが生み出される現在、データの重要性を自分自身で理解し扱うことができれば、DXを推進する強力なスキルになるためです。

とはいえデータサイエンティストが担う高度なデータ分析スキルが必要というわけではなく、簡易的にでもデータの抽出・分析ができることにより、ビジネスのさまざまな場面で役立つでしょう。

4. プロジェクトマネジメント

DXを実現するためには、現在ある業務課題を常に把握しながら、どのように解決すべきかを検討する必要があります。

また、DXは特定の部署や担当者だけで進められるものではなく、全社で取り組まなければなりません。

そのため、プロジェクトマネジメントスキルが求められるのです。

※プロジェクトマネジメントスキル:納期や予算、必要な人員を適切に管理し、外部とのコミュニケーションも図りながらプロジェクトを成功に導くスキル

特にプロデューサーやビジネスデザイナーでは、高いプロジェクトマネジメントスキルが求められます。

DXスキルを高める3つの方法

DXスキルを高めるには3つの方法があります。

  1. 資格取得
  2. 発想力のトレーニング
  3. 「職種・業種の経験×IT」で転職

それぞれ詳しく紹介していきます。

1.資格取得

「DX人材に必要な5つのスキル」で紹介したように、DXにはITの基礎知識が必須のため、資格取得をおすすめします。

以下がおすすめの資格5つです。

AWS(Amazon Web Services)認定各種:Amazon提供のクラウドサービス「AWS」上で、アプリの開発やオペレーティングをできる技量を持つことを認定する、非常に人気の高い資格         
AWS認定各種公式ホームページ

ITストラテジスト試験:デジタルテクノロジーを活用した経営戦略を考え、それを実行に移すスペシャリスト「ITストラテジスト」のスキルを有していることを認定する資格
ITストラテジスト試験公式ホームページ

プロジェクトマネージャー試験:プロジェクト全体の進行を管理する「プロジェクトマネージャー」のスキルを有していることを認定する資格
プロジェクトマネージャー試験公式ホームページ

Python3エンジニア認定試験:Pythonに精通しているエンジニアであることを証明する人気の高い資格
Python3エンジニア認定試験公式ホームページ

認定スクラムマスター:スクラム開発に関するものの中で特に人気が高い資格
認定スクラムマスター公式ホームページ

2.発想力のトレーニング

DXスキルを高めるためには、「発想力を日頃から鍛える」ことが不可欠です。

なぜなら、デジタルの高度な技術自体で何かが変わるわけではなく、「デジタルを使って〇〇の価値を実現できないか」というアイデアがあって初めて、ニーズの高い新サービスが生まれるからです。

例)住宅ローンをネットで完結できるようにする
建設現場用に図面やコミュニケーションをデジタル化する

例のように、ある課題に着目し、それをDXでどう解決するかという「発想力」が重要です。

そのため、日常生活から「発想力」を鍛えることをおすすめします。

例)散歩中、あまり流行していない飲食店を見たとき、「どうしたら人気が出るか」と考える

資格取得で知識をインプットするだけでなく、日頃から知識のアウトプットを意識しましょう。

3.「職種・業種の経験×IT」で転職

自分が今属している業界・職種にITをかけ算して転職するのがおすすめです。

理由は2つあります。

1つ目の理由は、本を読んだり資格を取得するよりも、実際にDXの現場に入って学ぶ方がDXの知識が身につきやすいためです。

2つ目の理由は、全く未経験の分野でDX人材に転職する場合は年収を下げないと難しいためです。

「業種の経験×IT」の例

製造業で勤務→物流×ITの事業をしている会社に転職
金融業で勤務→金融×IT(いわゆるフィンテック)の事業をしている会社に転職

「職種の経験×IT」の例

コンサルタント→ITコンサルタントに転職

DXスキルを高めたい場合は、実際にDXの現場に入ることがもっとも近道といえます。

DX人材に必要な3つのマインドセット

DX人材には、3つの必要なマインドセットがあります。

  1. 挑戦
  2. 課題発見力
  3. 巻き込み力

それぞれ解説していきます。

1.挑戦

DXを推進する上でもっとも重要なマインドは「挑戦」です。

なぜなら、DXは成功するまでに長い時間(3~5年程度)がかかり、かつ成功するまで数多くの失敗を乗り越える必要があるからです。

そのため、困難な課題に直面しても「現状を変えたい」という強い意志をもち、挑戦し続けることがDXを推進する人材にもっとも重要なマインドといえます。

2.課題発見力

DXを推進するためには、まず解決すべき課題を洗い出し、仮説を立て、それをデジタル技術で解決することが重要です。

なぜなら、現状の課題を発見できなければ、DXの目的である「製品・サービス・ビジネスモデルの変革」は実現できないどころか、以前と何も変わらない状態に陥るためです。

そのため、DX人材にはこれまでの知識や経験にこだわらず、「何が顧客にとってベストか」を考え抜き、現状の課題を発見していく姿勢が必要だといえます。

3.巻き込み力

DX人材は、相手の意見を聞き、周囲を巻き込む「巻き込み力」が大切です。

なぜなら、DXの目的は「製品・サービス・ビジネスモデルの変革」であり、これは一部署ではなく全社で協力しなければ実現できないためです。

特に新規事業を立ち上げる際は、他部署から新たに人材を集める必要があるため、「巻き込み力」が重要になります。

DX人材を確保する2つの方法

ここからは、DX人材を確保する方法として「外部人材の採用」と「社内人材の育成」の2つを紹介します。

1.外部人材の採用

自社にITに詳しい人材がいない、または今すぐにDXで解決したい課題がある場合は、外部人材の採用がベストです。

しかし、DX人材は多くの企業で不足しているため、募集をかけても高度なスキルをもった優秀な人材を採用できるわけではない点は留意しておくべきです。

2019年にIPAが発表したレポート「デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査」によると、特に人材の不足が目立つ職種は「プロデューサー」・「データサイエンティスト/AIエンジニア」で、「非常に不足している」と回答した企業は50%を超えています。

このように、外部人材の採用は厳しい状況にあるといえます。

2.社内人材の育成

DX人材を確保する2つ目の方法は、「社内人材の育成」です。

この方法のメリットは、現場で働いている社員だからこそ、自社のDXの課題を当事者として認識できる点です。

例えば、システム開発のすべてを外部のベンダーに任せるのではなく、自社の課題を認識している従業員が要件定義や設計に関わることにより、現場の担当者にとって使いやすいシステムを構築できます。

ちなみに、社内人材の育成には2パターンあります。

❶DX人材の6つの職種と、それぞれに求められるスキルをもつ人材を選び、育成する

❷もし❶で該当する人材が見つからない場合は、社内公募などで希望者を募り、技術的なスキルを一から身につけてもらう

▶DX人材の育成方法や育成のポイントを詳しく知りたい方はこちら>>

DX人材の採用における4つのポイント

DX人材の採用には、4つのポイントがあります。

  1. DX推進の専任人材を確保
  2. 失敗を許容する体制の構築
  3. 小規模からスタート
  4. アジャイル開発

それぞれ解説していきます。

1.DX推進の専任人材を確保

DX人材を任命するときは、通常業務との兼任ではなく、DX専任とするのがベストです。

なぜなら、専任で登用することにより、企業が重要な経営課題として認識していることを従業員に意識づけられるためです。

2. 失敗を許容する体制の構築

DX人材を任命する際は、失敗を許容する体制の構築も必須です。

なぜなら、失敗を許さない風潮が組織に浸透していると、担当者は萎縮してしまい、思い切ったアイデアや施策が打ち出せなくなるためです。

※DXを実現するためには、型にはまったアイデアではなく、既存の知識や経験にとらわれないアイデアが不可欠

そのため、失敗した人を責めるのではなく、「失敗を受け入れ、次のアクションにどう生か
すか」という考えが浸透する体制の構築が重要になります。

3. 小規模からスタート

DXは、はじめから大きな成果を出そうとせずに、まずは小さな問題や課題の解決からスタートすることが重要です。

なぜなら、小さな成功体験を積み重ねることで、DX人材(担当者)の自信につながり、優秀なDX人材の社内育成につながるためです。

4. アジャイル開発

失敗を恐れず小規模から開発に取り組むためには、現在主流のシステム開発手法のひとつであるアジャイル開発がベストです。

「アジャイル」:日本語で「素早い」という意味
「アジャイル開発」:最初に決めた計画通りに工程を進めるのではなく、細かな単位で実装とテストを繰り返す開発手法のこと。従来の開発手法よりも開発期間が短いため、アジャイル(素早い)と呼ばれる。

その理由は2つあります。

1つ目は、DXに効果的なシステムを開発する際、アジャイル開発を採用することで急な仕様変更に対応でき、軌道修正しやすくなるためです。

2つ目は、「DX人材の採用における4つのポイント」の3つ目で紹介したように、小規模スタートで小さな成功体験を積み重ね、DX人材を育成するためにはアジャイル開発が有効なためです。

社内でDX戦略を推進する3ステップ

ここからは、社内でDX戦略を推進する方法を3つの段階に分けて解説します。

  1. 目指す姿を明確にする
  2. 現状を分析し、自社の強みを探す
  3. 目指す姿と現状のギャップを埋める戦略を立てる

ステップ1:目指す姿を明確にする

ステップ1では、理想の自社の姿を明らかにしましょう。

なぜなら、自社の目指すべき方向を明確にし、社内で共有することで、DXに向けて従業員が同じ方向を目指せるためです。

その結果、DXが途中で頓挫してしまった…というよくある失敗を未然に防げます。

ステップ2:現状を分析し、自社の強みを探す

ステップ2で重要なのは、自社の現状を分析し、強みを探すことです。

なぜなら、DXとはデジタル技術とデータを活用した競争優位性の確立を指しますが、言い換えると、デジタル技術とデータで自社の強みを拡大することがが重要であるためです。

具体的には、ビジネスモデル、製品やサービス、業務、組織、プロセス、企業風土などの項目で自社の現状を分析しましょう。

ステップ3:目指す姿と現状のギャップを埋める戦略を立てる

ステップ3で重要なのは、DXをデジタイゼーション・デジタライゼーションに分類して考えることです。

※デジタイゼーション:アナログなデータをデジタル化すること
※デジタライゼーション:デジタル技術を活用して変革を起こすこと

目指す姿と現状を明確にした上で、どのような流れでアナログなデータをデジタル化し、そこにどのような技術をかけ合わせていくのか検討することが、DX戦略の軸です。

▶DXの進め方|参考にしたい3つの成功事例や推進のポイントはこちらで詳しく解説しています>>

▶【事例つき】DX戦略|ビジネスを成功に導くDX推進法・ロードマップについてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

DX人材関連の書籍 / 講座

最後におすすめのDX人材関連の書籍/講座を3つ紹介します。

  1. 【講座】DLAによる「AI For Everyone」
  2. 【書籍】いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略
  3. 【書籍】デジタル技術で、新たな価値を生み出す DX人材の教科書

それぞれ概要を簡単に解説します。

【講座】DLAによる「AI For Everyone」

データとAIのリテラシーを全てのビジネスパーソンに習得してもらうことを目指し、「AIとは何か」「ディープラーニングによって何ができるか」を知れる初心者向けの講座です。
オンライン動画による授業形式で、計6時間程度の内容になっています。

【書籍】いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略

DXに必要な知識と実行ステップについて、現場目線で丁寧に解説されています。

また、DXを小さく推進し、徐々にビジネスプロセスやビジネスモデルの変革を目指せるように、豊富な図を用いて解説されている点もポイントです。

DXの推進担当者から最先端の技術に興味がある人までを対象としたDX人材の入門書です。

【書籍】デジタル技術で、新たな価値を生み出す DX人材の教科書

日本の大手企業3000社以上にヒアリングを重ね、500社近くにDX人材育成サービスを提供する株式会社Standardの2人が、DX人材をテーマに解説した書籍です。

45個の業界別のDX事例も掲載されており、より具体的にDX人材について学べます。

まとめ

今回は、DXに必要なスキルなどを解説しました。

DXに必要なスキルを学んだあとは、実際にスキルの習得やDX人材の獲得に向けた採用基準の索敵など行動に移していくことが何よりも大切です。

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