近年AIが普及し始め、身近なところでAIの技術が使われるようになりました。そこで、AIが搭載されている家庭用ロボットに注目が集まっています。
子供のあやし相手が欲しかったり、老後のボケ防止で何かロボットを探している人もいるのではないでしょうか?
本記事では、AIが搭載されている家庭用のロボットについて解説します!
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目次
AI家庭用ロボットとは?
家庭で用いられるAIロボットには、どのようなものがあるのでしょうか。まずはAI家庭用ロボットの種類を紹介します。
ペット型ロボット
ペット型ロボットはその名の通り、犬や猫といったペットの姿をしたロボットのことです。姿や反応まで動物そっくりに動くので驚きです。
犬型のロボットを例に挙げると、触ると声を出したり、仰向けになって甘えるような行動を取るので、ついつい愛着が湧いてしまいます。
ペット型ロボットなどは家電量販店や喫茶店に置かれていることがあるので、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか?
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コミュニケーションロボット
コミュニケーションロボットは、人間と会話ができるロボットのことを言います。コミュニケーションロボットは、話しかけることで内容に応じて言葉やジェスチャーを返します。
ロボットに向かって人が発する言葉は、滑舌が悪かったり周囲の雑音が入っていることが多いため、ロボットが人の声を認識することは難しいとされてきました。
現在では、AIの音声認識技術の向上によって、ロボットとの会話を楽しめるようになりました。手頃な価格の製品だと簡単な会話しかできないものが多いですが、高価格な製品だと会話がとても自然です。
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家庭用のAIロボットの選び方
家庭用AIロボットを選ぶ際に考慮するべき要素は以下の4つです。
それぞれ解説していきます。
価格
AIロボットは、比較的手頃な値段で買うことが可能です。
家庭用ロボットの価格帯は、3万円~10万円以上です。エントリーモデルのAIロボットは、3万円前後で手に入ります。
タイプ
AIロボットにはペット型とコミュニケーション型の2つの種類があります。目的によって購入するタイプが異なります。
ペット型は家でペットが買えない人や癒やしが欲しいという人向けです。一方でコミュニケーション型は介護として使う人や子供の遊び相手として使う人向けです。
購入する目的を確認してから、買うようにしましょう。
サイズ
AIロボットのサイズは小さいものが多いです。
ペット型やコミュニケーション型ロボットだと、高さ30センチ未満が多いです。一人暮らしでも十分置き場所には困らないでしょうし、持ち運ぶことも可能です。
ふれあいの質
せっかく購入したロボットが反応しなかったり、思うような動きをしないと買ったあとに後悔してしまいますよね。
どれだけロボットが反応してくれるかという点は、購入する上で重視すべきポイントです。家電量販店で実際に動いているところをチェックしてみるといいでしょう。
手軽に動作がチェックできるように、ロボットが実際に動いているシーンをYouTubeに動画として上げている製品もあります。
どのような機能や振る舞いが搭載されているロボットなのかは、買う前に確認しておきましょう。
おすすめのAI家庭用ロボット10選
次に、おすすめの家庭用のAIロボットをペット型とコミュニケーション型に分けておすすめ製品をそれぞれ5つ紹介します。
ペット型ロボット5選
おすすめのAI家庭用ペット型ロボットは以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
①もふりん
もふりんは本物の生き物と同じように愛くるしい鳴き声や仕草をします。もふりんに搭載されいてるAIは感情がベースとなっています。
自分がいる環境化などを理解し、本物の動物のように振る舞うことが可能です。このロボットは「マイナスな感情」も表現できます。きちんとお世話をしないと、懐いてくれません。
②LOVOT
LOVOTは高機能なロボットです。搭載されている機能は次の3つで。- 自宅のマッピング
- お留守番ができます
- お出迎え
自宅のマッピング機能はLOVOTが動くたびに更新されていくため、過ごす時間とともに動作の精度が改善していきます。家具を動かすことでもMAPはアップデートしていくので、部屋の模様替えにも対応可能です。
また、お留守番機能では不審者をセンサーで検知した場合に、ユーザーにその写真を送信します。防犯機能もついています。ペット型ロボットらしい機能としてお出迎え機能があり、ユーザーが家に帰った時に出迎えてくれます。
③Cozmo
Cozmoは小型のAIロボットです。小さなロボットですが、性能はかなり高いです。人を認識することができ、表情も表現できます。手のひらサイズで最新のAIを体験できるのはとても驚きです。
Cozmoができることは次の3つです。
- 遊ぶ
- Cozmo視点で探索
- プログラミング体験
小型のロボットでこれだけの機能があれば子供の相手にもぴったりですね!簡単なプログラミングも組むことができるので、子供のプログラミング教育にも良いのではないでしょうか?
④Aibo
Aiboは犬型のロボットです。触れたら犬のように反応してくれます。ただ犬のように振る舞うだけでなく、飼い主の育て方によってAiboの性格も変わっていきます。
触れ方によっては甘えん坊になったり、ワイルドになったりします。育て方によって態度が変わるのは面白いですよね。
⑤夢ねこプレミアム
夢猫プレミアムは、まるで本物の猫のような姿をしているロボットです撫でると鳴いて甘えてくるので、愛着が湧いてきます。
また、目や耳などのパーツが動くので、本物の猫のような振る舞いを実現しています。専用の器具を用いてブラッシングも可能です。リアル感を追求していますね。
コミュニケーション型ロボット5選
おすすめのAI家庭用コミュニケーション型ロボットは以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
⑥ユニボ
ユニボはユーザーとの会話を通じて、趣味嗜好や生活習慣を学習します。徐々に自分に最適化されたコミュニケーションを獲得していきます。
ユニボは音声認識機能だけでなく、他にも豊富な機能があります。主な機能は次の通りです。
- 家族の執事役
- コミュニケーション
- 生活・食事の提案&購入
- 写真・動画撮影
- 各種センサーとの連携
- 専用EC サイトとの連携
- 家電のコントロール
高精度な会話だけでなく、これだけ生活を便利にしてくれるロボットはすごいですよね!多少高価な製品ですが、性能がとても優れているのでぜひ公式ページをチェックしてみてください。
⑦Romi
Romiは自律型会話ロボットであるため、聞かれた質問に対しての答えを自分で考えて答えてくれます。ちょっと話したいってときに便利です。
Romiにも会話機能だけでなく、次のように便利な機能が搭載されています。
- タイマー
- 目覚まし
- 英会話
- 天気予報
毎日忘れそうになる目覚ましの設定や、確認するのが面倒な天気予報のチェックをロボットが代わりに行うので、とても便利ですよね。
⑧Qoobo
会話による受け答えはしませんが、特徴的なアクションを返すのがこのロボットです。なでたり、触ったりすると尻尾をふりふり反応しますね。強くなでたら、強めにしっぽを振ります。
触った感触としては柔らかく、振っているしっぽの様子を見て、癒やされるはずです。実際にストレスを軽減する効果があり、癒やしを求めている方にはうってつけです!
販売価格は1万3200円(税込)です。
⑨Hello! Zoomer
ズーマーは言葉を理解して行動できるロボットです。あらかじめ定められた言葉にしか反応できませんが、話しかけることで操作できます。
くすぐったら反応したり、走る、歩く、鳴くと言ったい行動パターンは20種類以上あります。値段も手頃ですし子供遊び相手には良いのではないでしょうか?
⑩コミュニケーションロボットAT
ATは高さ13センチとかなり小さなロボットです。頭部のセンサーを用いて会話やオウムがえしと言ったコミュニケーションを取ることができます。
あらかじめ設定している言葉で話しかけると、その通りに動くので楽しく遊べます。会話の機能だけではなく、メッセージ録音やミュージック機能があります。
値段もお手頃なので、AIロボットに興味が出てきた人はぜひチェックしてみるといいでしょう。
AI家庭用ロボットはどんな人におすすめ?
これまで色々な家庭用のAIロボットを見てきました。とはいえ、AIロボットを購入する人のニーズはさまざまです。
そこで、ここからは「AIロボットはどのような人におすすめなのか」を紹介します。
ペット型ロボットはこんな人におすすめ
家でペットが買えない人
マンションなどのペットの飼育を禁止してる家に住んでいる人は、ペット型ロボットの購入をおすすめします。住んでいるところのルールによってペットが飼えないという悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
ペット型のロボットであれば、大きく吠えることがなく、家具・備品を傷つける心配もありません。そのため、近所の迷惑を心配してペットを飼えない人には特におすすめです。
動物アレルギーを持っている人
ペットを飼いたくても、動物アレルギーを持っているため飼育できないという人もいます。自分のアレルギーのせいでペットが飼えないのはとても残念ですよね。
ロボットだと、アレルギー反応は出ませんし、動く様子がペットにそっくりなので実際の生き物を飼っているのと同じ感じです。アレルギーに苦しまずに、実際のペットのように触れあえます。
コミュニケーション型ロボットはこんな人におすすめ
子どもの遊び相手に使いたい人
遊び盛りの子供にロボットを買ってあげることで、子供の相手をする時間が減ってができます。子供にずっと遊び続けるのは体力的に厳しいですよね。
ゲーム機と連動させて遊べるロボットもあるので、子供の遊びの幅が広がります。
一人暮らしで寂しい人
一人暮らしだと、基本的に一人でいる時間が多いため寂しさを覚える人は少なくないですよね。ロボットが話し相手がいれば癒されます。
音声認識機能が優れているロボットだと、簡単な会話に反応してくれます。機種によっては家電をコントロールできるものもあるので、ロボットが生活が便利にしてくれます。
介護が必要な人・高齢者の人
コミュニケーション型ロボットは介護の場面においても活躍します。主に次の3つの種類があります。
- 状態検知対応型
- 環境・操作反応型
- 介護者代替プログラム実施型
状態検知対応型は高齢者がベットにいる時に自動的に声をかけたり、環境・操作反応型は何か動作をした時に反応を占めすロボットです。
介護者代替プログラム実施型は、体を動かすような運動プログラムを実施する機能があります。
おわりに
今までAI搭載されたロボットに関して解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
AIが使われているロボットに関して理解を深めてもらえたら幸いです。これからもっとAIのロボットは進化してくと思われます。更に便利になったロボットが家庭で使えるようになるって夢がありますよね。
気になるロボットがあれば、ぜひ一度手にとって試してみてください!
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