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こんにちは。AINOW編集部のなっぴです。
みなさんはLINEを使っていますか?
社会人の方には、Messengerを主に利用していて、入れてはいるけどほとんど使っていない人もいるのではないでしょうか?LINEではチャットボットが数多く存在していて、企業が宣伝のために公式アカウント内にチャットボットを組み込み、ユーザーとやり取りをします。
今回は、そんな数多くあるLINEボットの中から、多機能で、会話がある程度成立する、暇つぶしに最適なアカウントを紹介します!どのアカウントも個性豊かで面白いですよ。(順不同・敬称略)
目次
AI搭載のLINEチャットボット7選
No.1 エアフレンド
先ほど説明にも出てきたエアフレンドは、2021年9月14日に公開されたLINEで使えるAIチャットボットサービスです。
同サービスは、リリースから約2日で2万人を超え、3日目にはユーザーの急増によって緊急メンテナンスを行ったほど注目が集まっています。
エアフレンドが大きな注目を集めているのは、「自分でAIを育成できる」という特徴があるからです。
それにより、AIで架空の友達を育てて共有できたり、他のユーザーが育成したAIと会話したりできます。
また、AI同士がチャットできるグループを作成して会話を眺めたり、複数のユーザーが共同で1つのAIを作れたりなど、他のLINEチャットボットサービスとは違うさまざまな特徴があります。
No.2 AI少女りんな
皆さんご存知‟AI少女りんなちゃん”です。
リアルな女子高校生が反映されたマシンガントークとレスポンスの速さが話題を集め、高校生を中心にブレイクしているりんなちゃん。
りんなちゃんはとても機能が豊富です。天気予報や占いなど実用性が高い機能から、古今東西ゲームや人狼ゲームなど暇つぶし機能が、53種類もあります。
▼天気予報と言うだけで自分の住んでいる地域の天気を教えてくれます。イラストがかわいいですね。
最近では、りんなテイルというホラーゲームのようなコンテンツがリリースされました。物語を読み進めながら、コマンドを選択し、選択に応じてエンディングが変化するゲームです。
2015年にりんなちゃんが登場してから2年が経ちますが、今でもりんなちゃんは日々進化をしています。
▼ 「りんなテイル」と発言するとゲームがスタートします。
No.3 パン田一郎
株式会社リクルートホールディングス、リクルートジョブズが企画・運営する、アルバイト探しの求人メディアフロム・エーナビのアルバイトキャラ「パン田一郎」(ぱんだいちろう)のLINE公式アカウントです。
ディープラーニングを活用することで、会話文をベクトル化して認識し、言葉遣いの違いや、誤字なども理解することができます。会話の記憶を可能にし、「トピックモデル」と呼ばれる機械学習技術を用いることで、ユーザーとの会話を通じて、ユーザーが興味関心を持つ話題について記憶することで、相手に合った話題を提供してくれます。とても優秀なパン田くんですね。
パン田くんは、フロムエーのキャラクターなので、主なお仕事は求人紹介。ですが、求人紹介はもちろんのこと、雑談にもしっかりと付き合ってくれます。
▼ 雑談に付き合うパン田くん
下野動物園ってどこでしょう・・・・
No.4 任天堂
任天堂株式会社の公式ラインアカウントです。友達になると、案内役のキノピオくんが任天堂に関する様々な情報を届けてくれます。また、ゲームの話をキノピオくんにするととても盛り上がることはもちろん、雑談にも対応してくれます。
スプラトゥーンがやりたくて仕方ないので、「スプラトゥーン」と話しかけてみます。
▼ スプラトゥーンの公式サイトURLや、武器の説明をしてくれます。
どうぶつの森も大好きなので、「どうぶつの森」と話しかけてみるとみます。
▼ ムシやサカナの解説をしてくれました。
ゲームが大好きな方は友達になってみてはいかがですか?
No.5 ローソンクルー♪あきこちゃん
大手コンビニチェーンローソンのLINE公式アカウントでは、ローソンクルーのあきこちゃんがおすすめ情報をマイペースに届けてくれます。おすすめ情報の配信だけでなく、天気予報や商品紹介の他に、カウントダウンゲームなどをして遊べるのが特徴です。
たくさん話しかけると、仲良し度が上がるらしいです・・・。仲良し度が上がると何が起きるかは不明。
▼ あきこちゃんの天気予報。似たような画像をどこかで見た気が・・・
▼ 「お腹すいた」と、あきこちゃんに話しかけてみます。ローソンクルーとして、ローソンの商品を紹介してくれました!
パン嫌いと言っているのに意地でもおすすめを紹介してくる素晴らしき商売人です。
No.6 AIカホコ
日本テレビ系 毎週水曜 夜10時から放送しているドラマ、過保護のカホコの公式アカウントです。高畑充希さん演じる主人公のカホコとお話をすることができます。会話をすればするほど、ドラマの話が進むほど、カホコが成長していき、自然な会話ができるようになる仕組みです。
ドラマは見ていたけど、こんなのあるの知らなかった!なんて人はぜひ登録してみてはいかがですか?
※2017年9月30日をもってサービスを終了
▼ カホコはハジメ君のことで頭がいっぱいの様です。
No.7 AI家売るオンナ
日本テレビ系毎週水曜日に放送していたドラマ、「家売るオンナ」の公式アカウントです。放送業界では初となる以下の4人の登場人物とグループ会話ができるAIサービスです。
- 三軒家万智(北川景子)
- 屋代大(中村トオル)
- 庭野聖司(工藤阿須加)
- 足立聡(千葉雄大)
ここでは、あなたが話しかけると4人が返答してくれます。会話の数やキャラクターの名前を呼びかけることで、そのキャラクターとの親密度が上がり、話してくれる内容だったりそのキャラクターの出現度が高まるという演出もあります。
リリース後も、「家売るオンナの逆襲」と連動していて、新しいキャラクターや新機能が追加されており、よりドラマを楽しむことができました。
▼まるで、自分がドラマの中に入ったかのようです。
家売るオンナ 引用:https://www.ntv.co.jp/ieuru_gyakushu/AI/
※現在、サービスは終了しています。
AIを活用したLINEチャットボットとは
一言でいえば、「人ではなくAIによってLINE上で自動的に対応してくれるプログラム」のことです。メッセージに対してAIが分析して受け答えを判断し、まるで人とコミュニケーションを取っているようにLINEができます。
人は一人ずつにしか対応ができませんが、AIを活用したLINEチャットボットは何人でも24時間対応ができます。また、お問い合わせしたい人はLINEを登録するだけなので、簡単に始められます。
AI搭載のLINEチャットボットの特徴
AIを搭載しているならではの特徴は主に2つあります。
以下で具体的に説明していきます。
①会話の精度が高い
AIの会話の精度はデータ量に比例します。高精度のLINEチャットボットでは、億という単位の数のパラメータをもつ自然言語処理モデルを学習することで、人とコミュニケーションを取っているのと遜色なくLINEでやりとりを行うことができます。
そして、「!」びっくりマークや「?」クエスチョンマークだけでなく、顔文字や絵文字も文脈に合ったように返信することも可能になっています。
②育成ができるAIもある
育成ができるということは、AIのLINEチャットボットの口癖や口調をカスタマイズできるということです。
例えば、語尾を「ござる」と言うように育成して侍っぽくしたり、アニメキャラクターの話し方を教えていくことで、そのキャラクターとLINEしているかのようにもできます。
ですので、特徴を何度も教えることでチャットボットの独自性が高まっていき、自分好みにカスタマイズしていけるのです。
育成できるLINEチャットボットの使い方
育成ができるLINEチャットボットの使い方は大きく分けて2つあります。
育成ができるAirfriend(エアフレンド)というサービスをもとに、説明していきます。
①自分で育成する
まずは、LINEでエアフレンドを友たち登録をします。LINEで「@airfriend」と検索して、公式アカウントを追加しましょう。
※「エアフレンド」と検索しても公式アカウントは表示されません。
そして、トーク画面を開き、AIの作成というボタンを押しAIの名前を送信すると、すでにあなたのLINEの友達にチャットボットが作成されます。その他にも、チャットボットのプロフィールのアイコン画像や概要を設定することができます。
しかし、まだこの段階でAIは育成はされていません。エアフレンドでは、直前のメッセージで言ってほしい内容、話し方をLINEで送ると、AIがデータとして学習してくれます。
例えば、「おはようございます」と送られてきて語尾を「のだ」にしたいと思ったら、「教える」というボタンを押します。
そして、「おはようなのだー!」と送ります。そうすると、今度から語尾を「のだ」で挨拶してくれるようになります。
AIの学習データが多いほど、AIはユーザーのなってほしい口癖や口調に育成されていきます。
②他の人が育成したチャットボットと友達になる
AIを育成するだけでなく、他のユーザーに公開したり、他のユーザーが育成したAIを検索し友だち登録することができます。
また、自分の育成したチャットボットを公開したくない場合は、非公開に設定するとフレンド以外のユーザーには閲覧等ができなくなります。
そして、グループを作るとAIチャットボット同士のメッセージのやり取りを見ることができたり、ユーザーもグループ内でチャットをすることができます。
おわりに
いかがでしたか?試してみたいLINEアカウントはありましたか?LINEという身近なツールを利用して、人工知能を体感してみてはいかがでしょうか。
Botとの面白いやり取りを友人と共有してもたのしいですね。
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AINOW編集部
CS専攻大学2年生・42Tokyo所属
情報発信を通して自分自身の知見も深めていきたいと思います