AI・業務自動化展で「将来、AIに奪われる仕事」を聞いてみた

工学部女子大生ライターのranranです。

2017年11月8日(水)~10日(金)に幕張メッセで行われた「2017 Japan IT Week 秋」の中の「第1回 AI・業務自動化展」 に行ってきました!

最近、「AIに仕事が奪われる」という話題をよく耳にします。「自分のいまの仕事がなくなってしまうのではないか?」「これからどんな仕事に就けばいいのだろう?」と不安を感じている人も多いのではないでしょうか…?

そこで、AI・業務自動化展の出展者の方々、つまりAIの開発を進め、業務をどんどん自動化している人たちに「将来、AIに奪われる仕事は何か?」を聞いてみました!

AI・業務自動化展のブース紹介

まずは、AIに奪われる仕事問題の前に、AI・業務自動化展に出展していた企業のブースを紹介したいと思います。

1、株式会社GAUSS


ファッションECサイトのパッケージ開発や受託開発を行う会社です。技術研究も盛んで、競馬予測人工知能の開発も行っています。競馬における勝ち馬を人工知能で予測し、圧倒的な的中率を目指して日々数万件のレースデータから必要な情報をピックアップしていくそうです。

2、株式会社シーエーシー


対話型インターフェイスによる総合業務効率化ソリューション「Chat Do」を紹介していました。社内のコミュニケーションやシステム操作をチャットで簡単に行うことができます。

会議室の予約や、社内のお問合わせの業務効率化、アンケートの実施などさまざまな用途に使えます。導入はSaaS型、IaaS型、オンプレのそれぞれに対応しており、各社の環境に合わせた実装ができるそうです。

3、hachidori


2500を超える開発実績を持つ、国内最大級のチャットボット開発運用ツールを提供しています。

LINE、Facebook Messenger、ウェブに対応しています。


メニュー機能をもたせたり、任意の場所をタップできる画像を配信したり、高い効果を発揮できるそうです。

4、デジタルリサーチ


非上場企業を含む世界中のテック企業をカテゴライズして、今どの企業が注目されているのか? そのトレンドや関連ニュースなどがわかるプラットフォームです。膨大なITビジネス情報の中から、時代を動かすテック企業やサービスが分かります。

5、TMJ

THE業務効率化!

Excel・WEBブラウザ操作の自動化、WEBサイト巡回、データDL・集計・報告、プログラムの起動・ログイン・テキスト貼付・選択・登録等の操作などが行えるRPAインテグレーションサービスの紹介をしていました。

6、ハタプロ


以前もAINOWで紹介したハタプロのZUKKU。

街中にもAIがどんどん進出!秋葉原の量販店にも導入されたフクロウ型ロボット「ZUKKU」あなたの街にも来るかも。

フクロウの見た目のかわいい小型な外見にも関わらず、様々な機能を搭載しています。

将来、AIに奪われる仕事は?

AI・業務自動化展の出展者15名の方に「AIに奪われる仕事」「AIに奪われない仕事」をそれぞれ3つずつ挙げてもらった結果がこちらです。

AIに奪われる仕事として挙げる人が多かったのは、「事務」「電話対応」「経理業務」でした。これらについては既にAIなどの導入により置き換わっているものも多いので、今後どんどん自動化が進んでいくのだろうと思いました。

一方で、ほとんどの人がAIに奪われない仕事として「クリエイティブ」を挙げていました。小説を書いたり、作曲をするクリエティブ系のAIも次々に登場していますが、人間に置き換わるというレベルに達するのはまだまだ難しいということでしょう。

また、挙げてもらった仕事について次のような意見を聞くことができました。

事務作業のような定型化できる仕事は、これから人件費・採用費・研修費よりも開発費のほうが安くなると思うので、どんどん自動化されていく。
専門性が高く、教師データを集めるのが難しい仕事はなくならないと思う。
コミュニケーションが重要な仕事はなくならない。
0から何かを生み出す仕事はまだまだ奪われないと思う。

さらに、少し意外だったのは「AIに奪われる仕事はない」と回答した人が15人中3人もいたことです。それぞれに思う理由を聞いてみました。

いくらAIが優秀でも人がすることに意味がある仕事はたくさんあると思います。クリエイティブ要素やエンターテイメント要素が全くない仕事は少ないので、完全にAIに奪われてしまう仕事というのはないのでは?
世間の人々が思っているほどAIは発達していないので、『奪われる』ことはないと思います。
新しいものを生み出さない仕事はそもそも少ない。なにかを生み出す仕事をAIにさせるのはまだまだ難しいと思う。

AI技術の最先端に携わっている方の中には「人間の仕事なんて全部奪ってやるぜっ!」くらいの勢いの人がいてもおかしくないのではないかと思っていましたが、意外と「あまり奪われない」派が多い印象で驚きました。

しかし、業務はAIに置き換わっていくけれど、仕事自体を奪われるようなことはないという考え方には非常に納得しました。

先日、スーパーのレジでパイナップルを丸ごと購入している女性が私の前に並んでいたのですが、その女性がレジの店員さんに「パイナップルのヘタ、取ってもらえないかしら?」というお願いをしているところに遭遇しました。私は「なんという無茶振り!」と心の中で叫びましたが、店員さんは笑顔で「これ、持って帰るときに結構邪魔ですよね〜」とものの数秒で素手でヘタをグリッと取り外しました。

今回もAIに奪われる仕事として「レジ業務」も挙がっていましたし、セルフレジを導入しているスーパーやコンビニがどんどん増えています。しかし、「パイナップルのヘタを取ってほしい」というリクエストに笑顔で対応できるAIが開発されるのはまだまだ遠い未来なのかな…と、AI・業務自動化展で聞いたお話とスーパーでの出来事を重ねて思いました。

まとめ

以上、AI・業務自動化展で「AIに奪われる仕事」を聞いてみた結果でした。

最先端のAI技術に携わっている方々からの声を聞いてみると、世の中のAIの発展に対する不安は少しばかり過剰なのかもしれないという気持ちになりました。

確かに専門知識のない立場から考えると、SF映画の中の人間に反抗してくるロボットをイメージして「怖い」と思ってしまうかもしれません。しかし、イメージと実態の差が広がりすぎることのないように正しくAIを理解していけたら、より発展がスムーズに進むのではないかと思いました。

また、メディアとしても徒らに不安を煽るような取り上げ方はせずに、正確な情報を伝えていくことの重要性も身に沁みました。

ranran
彼氏を束縛するAIを開発するのが夢です。工学部情報システム学科所属。大学院では計量言語学を専攻予定。

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