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2019.07.26

AI開発の疑問を解決!開発の流れから必要なスキル・勉強法まで

最終更新日:

AIを開発するに当たり、どこへ発注すれば良いのか分かりませんよね?本記事ではAIを開発する流れから、発注するメリット、デメリット、会社の選び方など、網羅的に解説しています。本記事を通して、適切なAI開発を進めていきましょう!

▼AIについて詳しく知りたい方はこちら

AIの開発でできるようになること

AIを開発して活用することによって、業務の効率化や新しいサービスを作れます。

画像認識のAIを使って労働時間を減らすことに成功したり、AIを活用したアプリを導入するなど、AIを活用している事例は多くあります。

AIを開発している企業として、画像認識、エッジAI、需要予測、自然言語処理など特定の領域に強い企業があるので、開発を依頼するときにはしっかりと見極めるようにしましょう。

下のリンクから、機械学習やAIを活用している事例を紹介しています。

▶《AI事例25選》産業別にAIの活用事例をまとめました>>

AI開発のために必要なモノとは?

AI開発時に必要になるハードウェア

機械学習には、大量の学習データが必要になります。そのため、データを保管するストレージや複雑な計算を処理するためのコンピューティングリソース(計算資源)が必要になります。

しかし、これら全てを揃える必要はありません。クラウドサービスが使えるからです。クラウドサービスは機械学習に必要な処理をすることが可能な上に、終了したら返すというような処理の時間分だけ費用を払うことができます。

ライブラリ・フレームワーク

ライブラリとは、「教師あり学習」や「教師なし学習」「強化学習」などの機械学習の各手法の実装や、機械学習を行うために必要になるさまざまな処理がまとめられたものです。

ライブラリを使うことで、簡単に機能を呼び出し、実行することができます。

代表的な例として、以下が挙げられます。

ライブラリ・フレームワーク 説明
TensorFlow(テンソルフロー) Google社で開発された機械学習、深層学習のためのライブラリ。Google社内で使われていたものがオープンソース化された。特徴は、ニューラルネットワークと呼ばれる脳の機能の特徴を計算によってシミュレーションできること。
Chainer(チェイナ―) 国産の深層学習のライブラリ。直感的な操作が可能。日本語での情報収集が容易なため、トラブルにも対応しやすい。ニューラルネットワークのデザイン・学習、評価といったモデル構築をサポートする。
PyTorch(パイトーチ) Facebook社が開発元の深層学習フレームワーク。Chainerをフォークしたものであり、コミュニティも活発。柔軟かつ簡単にニューラルネットワークを構築できる。
Keras(ケラス) TensorFlowまたはCNTK、Theano上で実行可能な高水準のニューラルネットワークライブラリ。ニューラルネットワークをより簡単に構築できる。TensorFlowのコアライブラリでKerasをサポートしている。
scikit-learn(サイキット・ラーン) 2007年にスタートしたPythonの代表的な機械学習のライブラリ。サンプルのデータセット(トイデータセット)が付属しているため、インストールしてすぐ機械学習を試せる。初学者でも簡単に機械学習を試せるのが特徴。
Caffe Googleに在籍するエンジニアが開発した、オープンソースのディープラーニングのフレームワーク。
CNTK ディープラーニングのためのツールキット
R言語 統計解析のためのプログラミング言語。開発環境で、さまざまな機械学習アルゴリズムのバッケージが利用できる。

市販の統計解析ソフトにも、これらを含めさまざまなライブラリが組み込まれています。ただし、それぞれのソフトには特徴があるため、自分に合ったものを選択することが必要です。

AIの開発に必要な言語は?|PythonやRなど

AIを開発できる言語は主に5つあります。Python、R、C++、Julia、Cです。

どの言語で開発するのかは、開発したいAIが作れるかどうかで判断するべきですが、初心者の方でAIを開発したいと考えているのであれば、将来性や、需要、習得難易度など把握した上で学習、開発を進めていきましょう。

詳しくは、以下のリンクからAIを開発できる言語について解説してあるので、参考にしてください。

▶AIを開発できる言語5選|おすすめの言語から開発する手順まで解説!>>

個人または独学でもAIは開発できるのか?

AIは個人でも開発することは可能です。しかし、完全に初心者かオリジナルのAIを作ることは、とてもハードルが高い。実際にAIを開発するときには、何人ものエンジニアの方がチームとなって作成していきます。

個人で作るのであれば、APIやライブラリを使えば、複雑なアルゴリズムの部分は作らなくていいので、簡単にシステムを作れます。もっと、高度に作りたいのであれば、Pythonといったプログラミングの技術習得や、機械学習における理解度を上げることが重要です。

下のリンクからは、プログラミングを学べるスクールや、AIに関する知識がつく書籍を紹介していますので、参考にしてください。

AIを学べるスクールおすすめ5選|メリット・デメリット、選び方まで紹介>>
AI関連のおすすめ本15冊をランキング形式でご紹介>>

AIを開発する流れ

AIを開発する流れとしては主に4工程あります。

  1. 構想フェーズ
  2. PoCフェーズ
  3. 実装フェーズ
  4. 運用フェーズ

これらの工程を経て、AIは実際の場面で活用されます。以下でそれぞれ解説していきます。

構想フェーズ

構想フェーズでは、その企業で取り組んでいる業務・事業がAIで自動化できるか検討します。そして、AIを導入するために必要な「定義」を作成し、データを収集・整理。この時には、実際にビジネスとして利益を出せるかという経済価値の観点で考えることが必要になります。

PoCフェーズ

PoCのフェーズでは、機械学習の仮モデルを構築し、構想段階で考えたものが実現可能かを検証します。実際のデータを用いて、テーマとして選定した問題を解決する機械学習モデルの構築にトライする段階です。

▶PoCとは?導入するメリット・デメリット、進め方をわかりやすく解説!>>

実装フェーズ

実装フェーズでは、Pocフェーズで構築したモックアップを本番運用で求められる精度や実行速度へと進化させます。また、機械学習モデルを中心に、構想した業務やサービスを実現するシステムにくみ上げていきます。

運用フェーズ

運用フェーズでは、これまでのフェーズを経て構築された機械学習モデルを搭載したシステムを運用していきます。構築した機械学習モデルの精度のモニタリングとシステム全体の保守をします。

企業がAIの開発を推進する方法は大きく2つ

自社で開発する

AIを自社で開発する方法は主に2つあります。1つはGUIなどコードを書かずにAIを構築する方法です。専門的なプログラミングや数学の知識などが不要で、誰でも使える仕様になっています。

下のリンクから、GUIツールについて解説してあるので、気になる人は参考にしてください。

開発する方法2つ目は、自社にいるエンジニアに構築してもらうことです。AIを開発するためには、何人もの専門技術を持っている人が必要になるので、それだけの人材があれば自社で開発することは可能です。

▶プログラミング不要! 約50のAI構築GUIツールをまとめたサービスマップを公開!>>
▶AIソフトのおすすめ6選|定番から手軽に始められる無料のサービスまで徹底網羅!>>

開発を外注する

高度なAIを開発したい場合や、自社にAIに対する知識を持っている人がいないのであれば、外注する方法が良いでしょう。

ベンダー先によって得意分野が異なりますし、金額なども変わってきます。外注する際はしっかりと選ぶ必要があります。

AI開発会社に発注するメリット

自社に開発人材がいなくても開発できる

AIを開発するためには、AIのことを知っているエンジニアさんが多く必要になります。自社で抱えていなくとも、必要であれば発注して作ってもらえます。

専門に扱っている会社に頼むことで、複数のプロジェクトを経験しているはずですし、実績がすでにあるので安心できますよね。

AI開発会社に発注するデメリット

予算が高くなる傾向がある

AIをベンダーに任せすぎてしまうと、予算がかさむ可能性があります。発注して開発してほしいと思っていることが、ベンダー先に伝わっていない場合、上手く開発できない場合があります。

また、予算を高く設定すれば優れた機能を実装できると思いますが、実際にその機能が必要かどうかは、しっかりと見極めるようにしましょう。予算や機能を絞り込むことで適切な予算で開発を進められます。

AI開発会社の選び方

AI会社の選び方としては主に4つあります。

  1. 開発する目的を明確にする
  2. 開発企業の得意分野を確認
  3. 開発実績を確認
  4. 開発費用を確認

それぞれ解説していきます。

開発する目的を明確にする

AIを開発するにあたって、何をしたいのか、何を実現することが目標なのかをはっきりとさせましょう。抱えている課題を解決する手段としてAIで解決できない場合もあります。

AIの開発は安くはありません。発注しなくても、プログラミング不要のGUIツールを用いる事によって解決できるケースもあります。しっかりと検討した上で、進めていきましょう。

開発企業の得意分野を確認

AIを開発している企業によって得意分野が異なります。もちろん、全ての領域を扱っている会社もあるのですが、得意としている企業に頼んだほうが完成度は高くなるでしょう。

画像解析に強かったり、自然言語処理に強い会社など、自分達がどのようなAIを開発するかによってどこに頼むのかは変わってくると思いますが、しっかりと見定めて発注しましょう。

本記事でも分野ごとに開発会社を10社紹介していますので、気になる人は最後までご覧ください。

開発実績を確認

得意分野は会社ごとにあり、その上で比較する際はどれだけ開発してきたのかなどを踏まえると、開発外車とのミスマッチはなくなると思います。

また、依頼する時に、その会社が似ているプロダクトを制作している場合は安心して任せられます。

開発費用を確認

開発費用は会社によって異なると思いますが、AIの開発は高いです。しっかりと見極めるためにも、予算を出すための実装内容や、理想としている物をはっきりと伝えられるようにしておきましょう。

信頼できる費用感を出すためにも、詳細まで決めていれば、想定していた予算を超えることは少ないはずです。

AI開発企業に発注する際の注意点

開発会社に丸投げをしない

開発側に全てを任せてしまうと、認識の誤差が生まれてしまいます。開発してくれる会社はAIについては詳しいと思いますが、会社の事情や経営のことにまで詳しくありません。理想としている完成品から離れてしまったり、開発側も開発途中でどうしたら良いのか行き詰まってしまうこともあります。

そのため、発注した会社にも責任があることを忘れず、任せきりにすること無く開発を進めていくことが大切です。

AI開発に実績のある会社10社紹介

AIの開発している会社を10社紹介します。

  1. atma株式会社
  2. 株式会社ガラパゴス
  3. 株式会社エイブリッジ
  4. エルピクセル株式会社
  5. 株式会社AVILEN
  6. 株式会社Ridge-i
  7. SELF株式会社
  8. AI Infinity株式会社
  9. 株式会社テクノフェイス
  10. 株式会社FRONTEO

それぞれ解説していきます。

AIアプリ開発

atma株式会社

atma株式会社

出典:https://www.atma.co.jp/

atma株式会社はAIやシステムの導入や開発、Webアプリ開発をしている会社です。BtoBやBtoC、社内など幅広くプロダクトを開発している実績を持っています。

使いやすいシステムを作っており、AIや機械学習といった最先端のテクノロジーを使っているものの、提供した先で自然に使われるように作られています。

株式会社ガラパゴス

株式会社ガラパゴス

出典:https://www.glpgs.com/

株式会社ガラパゴスはアプリ開発や運営を中心として事業を展開している会社です。企画から要件定義、デザイン、開発、運用などワンストップでアプリ開発を請け負っています。

AIの開発においても、活用方法がわからない方、AIシステムを導入することによって解決するのかがわからない人など、悩みにも答えてもらえるため、不安なく進めれます。

株式会社エイブリッジ

株式会社エイブリッジ

出典:https://abridge-co.jp/

株式会社エイブリッジはシステム開発やアプリ開発を中心に取り組んでいる会社です。AIを活用して、医療業界やメーカーなど幅広い業界の効率化を実現しています。

AIの無料相談も実施しており、セミナーや勉強会を開いており、サポートも充実しています。

画像認識・画像解析のAI開発

エルピクセル株式会社

エルピクセル株式会社

出典:https://lpixel.net/

エルピクセル株式会社は医療機関や研究者向けにライフサイエンスと画像認識を独自開発しており、画像認識に強みを持っている会社です。

主なプロダクトとしては2つあり、1つはEIRLです。多様な医療画像を解析し、効率的で正確な診断を実現しています。2つはIMACELです。膨大な画像解析処理を、高度な知識なく実行し、主に創薬の分野において活用されています。

株式会社AVILEN

株式会社AVILEN

出典:https://avilen.co.jp/

ディープラーニングを活用した画像認識の技術を活用して課題を解決している会社です。画像認識の精度も高く技術力には定評があります。AIの導入や開発、内製化までワンストップで請け負っています。

画像認識はHAWKという課題解決型サービスを提供しており、最新技術を搭載しており、最短で1ヶ月から導入をすることができます。

株式会社Ridge-i

株式会社Ridge-i

出典:https://ridge-i.com/

株式会社Ridge-iはシステム開発のコンサルティングやAIの開発や大手企業との共同事業など行っています。AIを開発する前のコンサルや相談なども対応しており、開発が決まり次第、PoCなど検証段階に入っていきます。

画像認識の事例としては、衛星画像を活用した駐車スペースを発見するAIを開発したり、水処理施設においての事例は、熟練者にしか見分けられないものをAIを活用して判断できるようにしたり、画像認識の技術を多く持っている会社です。

自然言語処理のAI開発

SELF株式会社

SELF株式会社

出典:https://self.systems/

SELF株式会社は自動接客AIやコミュニケーションAIなど、さまざまな分野で開発している会社です。自然言語処理におけるプロダクトは主に2つあります。1つはSELF LINKです。自動接客システムで、チャットボット以上の高度なシステムでユーザーのニーズを汲み取り、商品を提案できます。

2つ目はSELF TALKです。会話のAIでさまざまな企業に導入されており、コミュニケーションを通じて。ユーザーへ情報を届けるシステムです。

自然言語処理におけるサービス開発に強みを持っている会社です。

AI Infinity株式会社

AI Infinity株式会社

出典:https://aii.cloud/

AI Infinity株式会社は最先端AI技術を活用したサービスを多く提供している会社です。AI Infinityが提供している自然言語処理のソリューションは、世界に存在する言語の中で最も難解な日本語の解析、文脈解析まで踏み込んでいる世界で唯一の技術です。

株式会社テクノフェイス

株式会社テクノフェイス

出典:https://www.technoface.co.jp/

株式会社テクノフェイスはコミュニケーションAIや対話エンジンなどを開発した実績があります。また、オープンソースの活用や独自開発したAIによって、業務効率化や生産性向上をサポートするAIを提供している会社です。

詳しいAIシステムに対しての相談は、お問い合わせで聞くことができるので、県t脳しているかたは一度問い合わせてみてください。

株式会社FRONTEO

株式会社FRONTEO

出典:https://www.fronteo.com/

株式会社FRONTEOはAIソリューションを提供している会社です。医療介護のおけるデータの解析を横断的に行っています。

医療介護の分野において、対話型の認知症支援AIプログラムや、自動分類AI、創薬支援AI、テキストAIなどを開発しています。自然言語処理の技術を用いているプロダクトが多く、技術を確立している企業です。

おわりに

AIを開発する方法、AI開発会社の選び方などを解説してきました。開発は失敗したくないですし、しっかりと目的を定め、課題を明らかにして、開発方法を選び進めていきましょう。

本記事を通して、AIのシステムの開発を検討している方の役に立てればとても嬉しいです。

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