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2022.03.31

MA(マーケティングオートメーション)のコンサル企業を選ぶには?

MA コンサルのアイキャッチ画像

MA(マーケティングオートメーション)を導入したけれど、運用がなかなかうまくいかない…というケースは少なくありません。そのような場合におすすめなのが、「MAコンサルティングサービス」です。

IT関連システムの運用支援を得意とする企業が、自社のMA運用をサポートしてくれるのです。今回は、MAにおけるコンサルのメリットと注意点を解説します。

MAコンサルティングサービスとは

MAコンサルティングサービスとは、MA(マーケティングオートメーション)の導入・運用をサポートするサービスです。社内にマーケティング担当者や、セールステックに詳しい人材がいない場合におすすめなサービスです。

新しいシステムを導入する際は、どのように運用していけばよいのか分かりづらいと思います。そのような困難を解決するのが、MAコンサルティングサービスの役割です。

▶︎MAの市場規模と国内シェアについてこちらの記事で解説しています>>

MAコンサルのサービス内容例

MAコンサルの具体的なサービス内容を3つ紹介します。

  1. MAツール選定支援
  2. ツール運用計画支援
  3. ツール操作支援

MAツール選定支援

どのMAツールが自社に適しているのか悩むケースは少なくありません。特にセールステックを初めて利用する場合は、どのような点に注意してツールを選定すべきか分からないと思います。

MAコンサルは、それぞれの企業の現状や運用目的を基に、最適なツールを提案してくれます。このサポートにより、自社に合わないツールを導入してコストが無駄になってしまうのを防げます。

ツール運用計画支援

初めてツールを導入する場合は、どのように運用していけばよいか分からないことも多いと思います。そのような場合も、コンサルに依頼すれば一緒に運用計画を立ててもらえます。

MAのコンサルはMAに関するノウハウを持っているため、運用を開始するにあたっての計画とその後のフォローが充実しています。コンサルを導入すれば、素早くツール運用に取り組めるうえに失敗も少なくなります。

ツール操作支援

シンプルで使いやすい設計のツールが多いとはいえ、MAツールは複雑です。それなりのコストを投じて機能が充実しているツールを導入しても、充分に使いこなせないケースも少なくありません。

ただやみくもに操作しても、成果は上がりません。自社の目的に適した機能を、効率よく活用しなければいけないのです。

操作法に困った場合やうまく使いこなせない場合も、コンサルがツールの操作や機能の活用を支援してくれます。コンサルから豊富な知識やノウハウを吸収しましょう。

コンサルを導入する4つのメリット

コンサルを導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下の4つのメリットについて解説します。

  1. 自社に合ったツールを紹介してもらえる
  2. プロの支援のもとで運用計画が立てられる
  3. 運用状況と目標達成状況をチェックしてもらえる
  4. プロからノウハウを学べる

①自社に合ったツールを紹介してもらえる

コンサルは、自社の課題や運用目的を丁寧にヒアリングし、目的達成に必要な機能を搭載したツールを提案してくれます。MAツールを導入するうえで、本当に必要な機能だけを見極めることは非常に大切です。

自社にとって不要な機能がたくさん搭載されていても、かけたコストが無駄になってしまいます。コンサルに相談すれば、それぞれのケースに合わせたツールを導入できるため、コストが無駄になるリスクを軽減できるのです。

②プロの支援のもとで運用計画が立てられる

ツール運用を始める前に重要なのが、目標達成のための詳細な運用計画です。ただツールを導入するだけでは、リード(顧客)も増えず、商談にもつながりません。

ウェブサイトのコンテンツを充実させたり、購買意欲の高い顧客を抽出したりと、やるべきことは沢山あります。とはいえ、何から手を付ければ良いのか分からない方も多いと思います。コンサルは、その計画とスムーズな運用体制の整備をサポートしてくれます。

③運用状況と目標達成状況をチェックしてもらえる

ツール導入時には、定期的に自社の取り組みを振り返り、課題点を改善していく必要があります。しかし、自社内にマーケティングやMAツールの知識が豊富な人材がいない場合、自社の取り組みを評価しづらいのではないでしょうか。

コンサルは運用開始後も一貫してサポートしてくれるため、常にツールに対する取り組み方を改善できます。なかなか成果が上がらない場合も、改善すべき点を見つけ出してくれるのです。

④プロからノウハウを学べる

コンサルを導入すると、直接プロからアドバイスを受けられるため自社内でノウハウを蓄積できます。蓄積したノウハウは今後の運用に活用できます。そして蓄積したノウハウをもとに、IT人材やマーケティング人材を育成できるのです。

コンサル導入にはコストがかかりますが、その分会社にとって大きなメリットとなるでしょう。

▶︎DX人材についてこちらの記事で解説しています>>

►DX人材の育成についてこちらの記事で解説しています>>

MAコンサルを導入すべきタイミング

どのような場合にコンサルを導入すべきか、3つのケースを解説します。

  1. MAツールの選定に迷ったとき
  2. MA運用につまずいたとき
  3. 目標設定に迷ったとき

MAツールの選定に迷ったとき

ツールを導入するにあたって、自社に最適なツールを選択することは必要不可欠です。

自社の目的に合わないツールを導入しても、思い通りの成果は上がりません。機能が多すぎても、使わずに終わってしまうかもしれません。

導入を決定する前にいくつかのツールを比較するだけでなく、MAツールの知識が豊富なコンサルに相談すると良いでしょう。自社の課題点や現在の体制を考慮し、目標達成のために必要な機能を備えたツールを提案してくれます。

MA運用につまずいたとき

MAの運用を開始したものの、どのように手を付けていけばよいか分からないこともあると思います。なかなか成果が上がらない場合は、運用計画と方法を見直す必要があります。

自社内では解決できない場合、コンサルに相談しながら運用計画を練り直すと良いでしょう。知識が豊富なコンサルから、困ったときの対処法を学びましょう。

目標設定に迷ったとき

MAを活用するには、運用開始前に詳細な目標を立てておく必要があります。目標を設定したうえで、それを達成するための運用計画を練るのです。

具体的な目標がないと、従業員全体のモチベーションもなかなか上がりません。しかし、MAに関する知識があまりない場合、目標設定に迷うこともあるのではないでしょうか。

そのような場合にも、コンサルに相談すると良いでしょう。

依頼前に整理しておきたい3つのポイント

コンサルに相談する前に整理しておきたいポイントを3つ解説します。これらをまとめておくと、スムーズに依頼できるでしょう。

  1. ターゲット属性や規模
  2. 注力したいコンテンツ
  3. 注力したいコンテンツ

①ターゲット属性や規模

狙いとする新規顧客の属性や規模を整理しておきましょう。顧客の属性によって、どのようにアプローチしていくか考える必要があります。

顧客の属性としては、業種・職種・役職・年齢などが挙げられます。顧客の属性をコンサルに伝えると、スムーズに計画を立てられるでしょう。

また、ツールやプランによって、対応できるリードの数が異なります。そのため、どれくらいのリード数を取り扱うのか整理しておくと、ツールやプランを選定しやすくなります。

▶︎営業DXについてこちらの記事で解説しています>>

②注力したいコンテンツ

MAを運用するにあたって、どんなことに取り組んでいきたいか整理しましょう。

ツールを導入するだけではリードは増えません。まずは自社について知ってもらう必要があるため、何かしらの媒体を通して情報を提供する必要があるのです。

ウェブサイトを充実させるのか、メール配信を強化するのか、それともセミナー実施等に力を入れるのかなど、具体的に決めておきましょう。どんなことに注力すべきか迷った場合は、自社の強みはどんな点か、コンサルに伝えてみてください。

③どれくらいの成果を残したいか

導入ツールを選定し、運用計画を立てていくうえで最も重要なのが、「どれくらいの成果を残したいか」というポイントです。

ツールを選定する際は、最終的に達成したい目的や、残したい成果に合わせて選定します。そして、目的に合わせて具体的な運用計画を立てていきます。

よって、「なぜツールを導入するのか」「どんなことを達成したいのか」というポイントがあやふやだと最適なツールを選定できず、その後の運用もうまくいかないのです。コンサルに相談する際には、これらのポイントを明確にしておきましょう。

MAコンサル選定のポイント3つ

コンサルを選定する際のポイントを3つ紹介します。

  1. 支援実績はどれくらいか
  2. 依頼費用はどのくらいか
  3. サービス内容は明瞭か

①支援実績はどれくらいか

まず確認しておきたいのが、支援実績です。

コンサルを導入するのにも、費用が掛かります。そのため、ある程度の実績があり、ノウハウも豊富なコンサルに依頼するほうが、費用対効果は良いと言えるでしょう。

コンサルティング会社のホームページから支援実績や方針を確認しておきましょう。また本格的に依頼する前に、一度話を聞いてみると依頼後のイメージが湧きやすくなるかもしれません。

②依頼費用はどのくらいか

依頼費用は、依頼内容や企業の現状によって異なります。よって、詳細な料金は契約時に決定するケースが多いです。

しかし、いくつかのコンサルを比較するうえで依頼費用は重要な比較ポイントになります。そのため、大体で良いので各コンサルティング会社の費用を把握しておくと良いでしょう。

多くの会社はウェブサイト上に問合せフォームを設置しています。気になる点は問合せフォームから相談してみましょう。

③サービス内容は明瞭か

ウェブサイト上で具体的なサービス内容を確認してみましょう。

サービス内容が不明瞭な場合は、自社が依頼したい内容を依頼できるか判断しづらいと思います。スムーズなコンサル選定・依頼のためにもサービス内容が明瞭なコンサルティング会社を選ぶと良いでしょう。

サービス内容を明確に提示している企業のほうが、安心して依頼できるのではないでしょうか。後からサービス内容を追加する際も、比較的柔軟に対応してもらえるでしょう。

MAコンサル導入時の注意点

コンサルを導入する際に注意しておくべきポイントを解説します。

MAのコンサルティングを得意としているか

ITやセールステック関連のコンサルタントは多数存在していますが、それらの会社が必ずしもMAツールのコンサルティングを得意としているかはわかりません。SFAやCRMを得意としているけれど、MAツールは得意ではないというケースもあるでしょう。

同じセールステックでも、使用目的や性質は大きく異なります。使用方法や活用のコツも異なるでしょう。

コンサル選びに失敗しないためには、MAツールに特化していたり、MAツールのコンサルティング実績がある会社から選びましょう。ウェブサイトなどでMAツールについて明言している会社がお勧めです。

►MA・SFA・CRMの違いについてはこちらの記事で解説しています>>

MAコンサルティング実施会社企業3選

MAコンサルティングを実施している企業の中から3つ紹介します。ぜひウェブサイトにアクセスし、最新情報を確認してみてください。

  1. Power Interactive 株式会社
  2. 株式会社マイクロウェーブ
  3. クラウドサーカス株式会社

①Power Interactive 株式会社

Power Interactive株式会社は、マーケティング戦略やMAツールの利用をサポートしています。

それぞれの企業の状況に合わせて利用メニューを選定でき、いくつかのメニューを組み合わせて利用できます。本当に必要な支援だけを受けられるのがポイントです。

Power Interactive株式会社では、会社内でもMAツールを活用しており、マーケティングに関する知識が豊富な人材がそろっています。MA支援実績も2018年末時点で100社を超えています。

どのようなMAツールにも対応可能ですが、特に「Marketo」に特化しています。Marketoの認定資格取得者がいるため、安心して依頼できそうです。

▶︎Power Interactive公式ホームページはこちら>>

②株式会社マイクロウェーブ

株式会社マイクロウェーブは、デジタルマーケティングや新規事業開発の支援を行っています。MAコンサルにおける特徴としては、ツールの選定や初期設定から運用まで一貫して支援してくれることが挙げられます。

運用支援のみならず、ツールの選定や初期設定も支援してくれるのは安心です。関連したコンテンツとして、ウェブサイトやサイトコンテンツの運用支援も用意されているため、合わせて活用すればより良いMA運用を実現できるでしょう。

▶︎株式会社マイクロウェーブ公式ホームページはこちら>>

③クラウドサーカス株式会社

クラウドサーカス株式会社は、MAツールのBowNowを運用している会社です。実際にMAツールを運用している会社だからこそ、運用に関するコツやノウハウはかなり豊富だと言えるでしょう。

クラウドサーカス株式会社のMAコンサルティングでは、MA運用や目標設定、初期設定の支援を受けられます。また、当社が運用するBowNowを利用する場合は、操作講習や問い合わせフォームの作成支援も受けられます。

また、メールやウェブサイト上のコンテンツ作成においても支援を受けられるため、コンテンツを充実させていきたい場合におすすめです。

コンサルティングの利用費用は、初期費用が110,000円で、月額費用は330,000円~となっています。詳細の確認は問い合わせが必要です。以下サイトを参考にしてください。

▶︎クラウドサーカス株式会社公式ホームページはこちら>>

まとめ

今回の記事では、MAにおけるコンサルティングサービスについて解説しました。

MAコンサルティングのサービス内容や、活用のコツは理解できましたか?MA運用で困ったことがある場合は、この記事を参考に、MAコンサルティングの導入を検討してみてください。

気になる点がある際は、まずは問い合わせをして確認してください。コンサルティングを活用すれば、自社にとって最適なMA運用が実現できるでしょう。

▶︎DXについてこちらの記事で解説しています>>

▶︎DXの進め方についてこちらの記事で解説しています>>

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