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2021.10.06

DXとUXの違い-初心者必読|DX推進に必要な3つのマインドセットも

最終更新日:

DXとUXの解説記事のアイキャッチ画像「DXとUXの違いを知りたい」
「DXにより、UXを改善する方法を知りたい」

と思っている方は多いのではないでしょうか?

DXとUXの違いを理解できれば、

  • DXに必要なUXの考え方を理解したうえで、効率的にDXを推進できる
  • ステークホルダー(顧客や社員、株主など)と会話できるようになる
  • 社内のDX人材育成の際に知識を提供できる

といったメリットがあります。そこで今回は、DXとUX・CXの違いを解説します。

また、DXとUXの違いだけでなく、DXによりUXを向上させた事例DX推進に必要な3つのマインドセットも解説します。

DXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「デジタルを活用して圧倒的に優れたユーザー体験を提供し、事業や経営を成長させること」です。

現在話題になっているDXの多くはビジネス視点でのDXが主であり、企業がいち早く外部環境・内部環境の変化を捉え、デジタルの力を使って最適な経営戦略に導くことによって、新しい価値創出することが重要になっています。

つまり、デジタル化を「手段」として、製品・サービス・ビジネスモデルの変革を進めることを意味します。

▼DXについて詳しく知りたい方はこちら

DXとUX・CXの違いとは

DXがどんなものかザックリ分かったところで、ここからはDXとUX・CXの違いについて解説していきます。

UXとの違い-UXはDXの推進に必要不可欠-

DX推進の際には、UX=利用者(ユーザー)の体験を考えることが非常に重要です。ここで、UXの意味を簡単に解説します。

UXは「User Experience/ユーザーエクスペリエンス」の略称で、サービスを通じて得られるユーザー体験を指します。

ちなみにUXとよく混同しやすい用語にUIがありますが、UIは「User Interface/ユーザーインタフェース」の略称で、ユーザーとサービスの接点(サービスのデザイン性や操作性のこと)です。

冒頭で「DX推進の際にはUXが重要」とお伝えしましたが、DXの定義「デジタルを活用して圧倒的に優れたユーザー体験を提供し、事業を成長させること」からもわかるように、DXの成功にはUXの向上が必要不可欠です。

例えば、デジタル化により、納品まで3週間かかっていたサービスが1週間で納品できるようになったとします。これは劇的なユーザー体験の向上であり、DXに成功したといえます。このように、DXを成功させるためにはUXの向上が重要なポイントになるのです。

CXとの違い-DXはCXを実現するための手段-

CXは、DXにより何を達成したいのかという「目的」の一つです。ここで、CXの意味を簡単に解説します。

CXは「Customer Experience/カスタマーエクスペリエンス」の略称で、顧客体験と訳されます。ここで、UXと混同する方も多いかもしれませんが、UXとCXは意味合いが異なります。

UXは、あるサービスや製品を通じての直接的なユーザー体験です。一方CXは、サービスを利用する前の対応から購入後のサポートまで、顧客が自社商品に関して体験したすべてを指します

冒頭で「CXはDXの目的の一つ」とお伝えしましたが、DX自体は目的ではなく、何らかの目的を達成するための手段であることを忘れてはいけません。そして、その目的の一つにCXの向上が挙げられます。例えば、アパレル大手のユニクロでは、AIチャットボットが接客をするスマートフォンアプリ「UNIQLO IQ」を導入しています。

これは、AIがユーザー専用のアシスタントとして実店舗の在庫状況を教えてくれたり、コーディネートの相談に乗ってくれたりするものです。ユニクロの事例からわかるように、DXはユーザーの洋服の購入体験の向上(CXの向上)につながるといえます。

▶関連記事|DX化とIT化の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

DXによりUXが向上した事例2選

ここからは、DXによりUXが向上した「Tinder」と「note」の事例を紹介します。

1.Tinder

Tinderは、2012年にアメリカで設立され、世界的に有名なマッチングアプリ「Tinder」を運営しています。TinderがUXを向上させた施策は主に2点あります。

1つ目は容姿やプロフィールを基に、「好みor好みでないか?」をスワイプにより決められる簡易な操作性と手軽さです。

2つ目は、相手も自分のことを「好み」だと思えばマッチングし、その際ポップアップ表示される演出により、ユーザーは嬉しさと興奮を体験できる点です。

このように、デジタル技術を活用してUXを向上させ、これまでに550億以上のマッチを生み出しています。

2.note

noteは、クリエイターが発信する文章・画像・音声・動画などのコンテンツをユーザーが見て聞いて楽しむことができるプラットフォームです。noteがUXを向上させた施策は主に2点あります。

1つ目は、「記事のレコメンド機能(投稿した記事や閲覧した記事に近い記事がおすすめ表示される仕組み)」です。これにより、より多くのユーザーに読んでもらう機会が増え、フォロワーが増えやすくなる効果があります。

2つ目は「投げ銭機能」です。これは一定の金額を選択して送金することで、お気に入りのクリエイターをサポートできる機能です。

この機能により、ユーザー側は応援したいと思う人に応援の気持ちを伝えられ、クリエイター側は応援がnote継続のモチベーションになるというメリットがあります。他にも数多くの施策が実施されていますが、上記2点などのデジタル技術を活用した施策でUXを向上させたことで、現在noteの月間アクティブユーザー数は6300万人を超え、多くのに人々に支持されています。

▶DXの成功事例はこちらの記事で30個まとめて詳しく解説しています>>

-初学者必読-DX推進のために必要な3つのマインドセットとは?

DX推進のために必要なマインドセットは以下の3つです。

  1. 挑戦
  2. 課題発見力
  3. 巻き込み力

それぞれ解説します。

1.挑戦

DXを推進する上でもっとも重要なマインドは「挑戦」です。

なぜなら、DXは成功するまでに長い時間(3~5年程度)がかかり、かつ成功するまで数多くの失敗を乗り越える必要があるからです。

そのため、困難な課題に直面しても「現状を変えたい」という強い意志をもち、挑戦し続けることがDXを推進する人材にもっとも重要なマインドといえます。

2.課題発見力

DXを推進するためには、まず解決すべき課題を洗い出し、仮説を立て、それをデジタル技術で解決することが重要です。

なぜなら、現状の課題を発見できなければ、DXの目的である「製品・サービス・ビジネスモデルの変革」は実現できないどころか、以前と何も変わらない状態に陥るためです。

そのため、DX人材にはこれまでの知識や経験にこだわらず、「何が顧客にとってベストか」を考え抜き、現状の課題を発見していく姿勢が必要だといえます。

▶DX推進とは?|指標や課題・企業事例をガイドラインに沿って解説した記事はこちら>>

3.巻き込み力

DXをスムーズに推進するためには、相手の意見を聞き、周囲を巻き込む「巻き込み力」も大切です。

なぜなら、DXの目的は「製品・サービス・ビジネスモデルの変革」であり、これは一部署ではなく全社で協力しなければ実現できないためです。

特に新規事業を立ち上げる際は、他部署から新たに人材を集める必要があるため、「巻き込み力」が重要になります。

▶DX人材とは?必要なマインドセットやスキルについてはこちらの記事で詳しく解説しています>>

▶DX人材の育成方法や育成のポイントを詳しく知りたい方はこちら>>

まとめ

今回は、DXとUXの違いだけでなく、DXによりUXを向上させた事例やDX推進に必要な3つのマインドセットも解説しました。本記事でDXとUXの違いを理解した後は、効率的にDXを進めるためにDXの進め方や推進する際のポイントを知っていきましょう。

▶DXの進め方|参考にしたい3つの成功事例や推進のポイントはこちらで詳しく解説しています>>

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