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AINOWは日本を代表するAI専門メディアとして多くのニュース記事を配信してきました。2019年は日本政府がAI戦略を発表するだけでなく、松尾豊 東京大学教授がソフトバンクグループの社外取締役への就任が発表されるなど、多くのニュースが飛び交った1年でした。
そこで今回の記事は、公開後1週間のページビュー数を基準に、2019年のそれぞれの月に最も読まれたニュース記事をまとめてお届けします。
目次
- 1月:画素数を16倍に!高解像度化AI「Photo Refiner」がリリース -数時間かかっていた作業が数十秒で完結-
- 2月:サイシードが国内で初めて汎用言語表現モデル「BERT」を製品化 -sAI FAQ Builderをリリース-
- 3月:プログラミング不要!マウス操作だけでAIを構築できるプラットフォーム「MatrixFlow」が事前登録を受付開始
- 4月:データグリッドが「実在しない」人物の全身画像生成AIを開発
- 5月:ソフトバンクG 新取締役に東大教授 松尾豊氏
- 6月:学生の75.4%がAI・IT関連の職を希望しない、データサイエンティストの志望者は3.3% |マイナビによる調査結果
- 7月:内容の理解はわずか3.8%!崖っぷちの「匿名加工情報」 −データサイエンティスト協会が発表−
- 8月:1枚のイラストからアニメーションを自動生成するディープラーニングエンジン「DeepAnime」がリリース
- 9月:JDLA、ディープラーニング開発における契約書のひな形を公表
- 10月:国内最先端の事例が26も掲載!JDLA監修 の『ディープラーニング活用の教科書 実践編』が発売開始
- 11月:G検定の合格者は累計14,523名に ーJDLA主催 G検定の結果が発表
- 12月:東工大、全大学院生を対象にAI・データサイエンス教育を実施 ーYahoo! JAPANなどと協力
- まとめ
1月:画素数を16倍に!高解像度化AI「Photo Refiner」がリリース -数時間かかっていた作業が数十秒で完結-
2019年は画像生成のアプローチが注目された1年だったとも言えます。この「Photo Refiner」は画像生成のアプローチを活用し、低解像度の画像を高解像度に変換するサービスです。
2月:サイシードが国内で初めて汎用言語表現モデル「BERT」を製品化 -sAI FAQ Builderをリリース-
2018年に公開されて大きく話題なった汎用言語表現モデル「BERT」が初めて国内のサービスに活用されました。2020年も、より多くのサービスに「BERT」をはじめとした汎用言語表現モデルが搭載されることで、精度アップが進むでしょう。
▼BERTについて詳しくはこちら
3月:プログラミング不要!マウス操作だけでAIを構築できるプラットフォーム「MatrixFlow」が事前登録を受付開始
AIが技術発展すると同時に、プログラミングが不要なツールが生まれ、開発の敷居が下がっています。「Matrix Flow」はその中でも注目のツールで、事前登録開始と同時に多くの申込みがありました。
4月:データグリッドが「実在しない」人物の全身画像生成AIを開発
今までは「顔」の生成アプローチが大きく話題になっていましたが、データグリッドは全身画像を生成するAIを開発したと発表しました。
5月:ソフトバンクG 新取締役に東大教授 松尾豊氏
ソフトバンクグループの社外取締役に東京大学教授の松尾豊氏が就任すると発表され、大きく話題になりました。ソフトバンクグループが今後、どのようにAI領域に進出していくのか、注目です。
6月:学生の75.4%がAI・IT関連の職を希望しない、データサイエンティストの志望者は3.3% |マイナビによる調査結果
2020年卒業予定の全国の大学生、 大学院生7,342名を対象に、 AI推進の社会の中で、自身の働き方についてどのように感じ、考えているのかを調査した『マイナビ AI推進社会におけるキャリア観に関するアンケート』をの結果を発表しました。
7月:内容の理解はわずか3.8%!崖っぷちの「匿名加工情報」 −データサイエンティスト協会が発表−
一般社団法人データサイエンティスト協会が、一般消費者 1,643名を対象に「匿名加工情報利用」に関する意識調査を実施し、その結果を2019年7月12日に発表しました。
マーケティング・リサーチのインテージが委託を受け、実施しました。昨今のデータ流通市場形成に関する国や市場の動向を踏まえたものです。
8月:1枚のイラストからアニメーションを自動生成するディープラーニングエンジン「DeepAnime」がリリース
これも生成系のアプローチです。1枚の画像からアニメーションを生成することができるAIエンジン「DeepAnime」が発表されました。
9月:JDLA、ディープラーニング開発における契約書のひな形を公表
ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指す日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)が、「ディープラーニング開発標準契約書」(以下、本契約書)を策定し、2019年9月6日に公表しました。
ディープラーニングをはじめとする機械学習の開発では、さまざまな契約が生じてきます。JDLAはディープラーニングの開発における契約書のひな形を発表し、外部の企業と共同でAIのプロジェクトを進めている方は、参考にすると良いでしょう。
10月:国内最先端の事例が26も掲載!JDLA監修 の『ディープラーニング活用の教科書 実践編』が発売開始
国内のディープラーニングの活用事例が26も掲載されている書籍「ディープラーニング活用の教科書 実践編」が発売開始されました。
11月:G検定の合格者は累計14,523名に ーJDLA主催 G検定の結果が発表
日本ディープラーニング協会は、同協会が主催するG検定の合格者が累計14,523名になったと発表しました。
12月:東工大、全大学院生を対象にAI・データサイエンス教育を実施 ーYahoo! JAPANなどと協力
東京工業大学は全大学院生を対象にAIやデータサイエンスの教育を実施すると発表しました。ヤフーをはじめ、国内外のグローバル企業とも組んで、人材教育にあたっていきます。
aまとめ
2019年も多くのAI関連のニュースが飛び交い、大きくAIが前進した1年でした。
特に、生成系のアプローチに注目が集まったほか、日本ディープラーニング協会(JDLA)が業界団体として多くのニュースを生み出したことがわかりました。
2020年も引き続き、AINOWではAIに関連するニュースをお届けしてまいります。
▼AINOW編集長が語る2019年のAIの振り返りはこちら
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